新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、世界ではステイホームの呼びかけとともに在宅時間が伸びました。自宅で楽しめるエンタメコンテンツとしてゲーム産業の売上は増加。任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」も、発売4年目ながら各地で再び品薄になるなど、さらに人気が高まっています。
業界メディア GamesIndustry.biz の編集長 Christopher Dring 氏によれば、Nintendo Switch は 2020 年、苦手としてきたイギリスで信じられないほどよく売れました。具体的な販売数は明らかにされていないものの、競合他社のゲーム機(PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Xbox One)の販売数の合算とほぼ一致します。
In the UK last year, if you add every PS5 sold to every PS4 sold to every Xbox Series sold to every Xbox One sold… you get pretty much how much Nintendo Switch sold
— Christopher Dring (@Chris_Dring) January 7, 2021
2020年の任天堂を牽引したのが3月発売の『あつまれ どうぶつの森』。2020年9月末までの販売数はシリーズ最多の2,604万本。こと日本では『スーパーマリオブラザーズ』の記録(681万本)を上回り、単一ソフトとして歴代最多販売記録を更新していますが、イギリスでも大ヒット。『FIFA 21』に次ぐ年間2位のタイトルでした(パッケージ版のランキング)。単一プラットフォームの販売数で見た場合はPS4版『FIFA 21』を大きく上回り1位でした。
『マリオカート8 デラックス』もまた好調なソフトのひとつ。2020年は2019年を上回る販売数を記録しています。純粋な新作タイトルではありませんが、2017年の発売開始以来、定番タイトルとしてますます売れているということです(ちなみにドイツでは、クリスマス週に最も売れたゲームソフトが『マリオカート8 デラックス』でした)。
この2タイトルはいずれもマルチプレイに対応。近くの家族友人はもちろん、離れていてもオンラインプレイで一緒に遊ぶことができます。