新型コロナウイルスの影響でオンライン売上がさらに伸びている2020年。ブラックフライデー当日におけるオンライン支出は過去最高を更新。前年比21.6%増の90億3,000万ドルを記録しました。Adobe が公開している「2020 Holiday Shopping Trends」の中で報告されています。
毎年 Adobe が報告しているこのデータは、Adobe Analytics と Adobe Experience Cloud による集計データに基づいた数値。Adobe Analytics による米国の主要 100 EC サイトの決済や、4,500 以上ある EC サイトの 1 億 SKU に対する 1 兆回を超える訪問に基づいています。
ホリデー商戦期はデジタルガジェットや玩具などの売上が大きく伸びる時期。2020年のブラックフライデーを制したのは、マテルのミニカーブランド『Hot Wheels』(ホットウィール)でした。前日までにはトップ5圏外だった『Hot Wheels』ですが、ブラックフライデー当日はいきなり 1 位に。
2 位は任天堂の Nintendo Switch ソフト『Super Mario 3D All-Stars』(スーパーマリオ 3Dコレクション)。スーパーマリオ 35 周年を記念したタイトルで、スイッチ向けに調整された『スーパーマリオ64』『スーパーマリオサンシャイン』『スーパーマリオギャラクシー』の 3 作が収録されています。3 位も任天堂の Nintendo Switch ソフト『あつまれ どうぶつの森』。コロナ禍で世界をつないだ 2020 年を代表する 1 本がまだまだ売れています。
4 位と 5 位は Apple 製品。『Airpods』と『Apple Watch』が入りました。
次世代機『Xbox Series X|S』および『PlayStation 5』はブラックフライデー当日にはトップ 5 入りしませんでした。しかしサンクスギビングデーの前日 25 日には 1 位と 2 位を記録。ブラックフライデーの翌日 28 日は『Xbox Series X|S』が売上 1 位となりました。
ゲームソフトでは『Hyrule Warrors: Age of Calamity』(ゼルダ無双 厄災の黙示録)や『Just Dance 2021』、『Madden NFL 21』も上位に食い込んでいます。