任天堂は9月16日に開催した2021年3月期経営方針説明会のなかで、Nintendo Switch におけるパッケージ併売ダウンロードソフト(パッケージソフトのダウンロード版)のダウンロード版販売本数比率が、第1四半期の段階で50%を超えている超えていることを明らかにしました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界的な外出自粛が続いたことによる影響、ダウンロード版と親和性の高いタイトル(あつまれ どうぶつの森)がヒットしたことが要因として挙げられています。
ロックダウン解除後は以前に近い水準に落ち着いてきているとはいうものの、ダウンロード版ソフトは販売本数、販売比率ともに年々増加傾向にあり、任天堂ハードでもダウンロード版を選択するユーザーが増えています。
DL版を選択するユーザーが増えている一方で、任天堂はたとえば『Nintendo Labo』や『リングフィットアドベンチャー』のような、周辺機器とソフトが一体となった提案も行っています。
古川社長は利益率が高く業績への貢献も大きいデジタル販売の拡大を歓迎する一方で、100%のデジタル化は最終到達点ではないとの考えを示しています。多様な販売方法を実現し販売本数を最大化するなかで、顧客の嗜好に合わせたかたちでデジタルの比率を自然体で伸ばしていきたいと考えているとコメントしています。