任天堂が7月31日に発表した「2019年3月期 第1四半期 決算参考資料」より、Nintendo Switch 用ソフト3タイトルが2018年4〜6月期の3ヶ月で100万本以上を販売していることが明らかになりました。最も売れたのはWii U『ドンキーコング トロピカルフリーズ』をNintendo Switchへ移植した同名タイトルで140万本でした。
任天堂、2018年Q1のミリオン突破は3作。ラボはシリーズ全体で約140万本
任天堂の2018年4〜6月で最も売れたソフトは、Nintendo Switch 向けに移植された『ドンキーコング トロピカルフリーズ』で140万本でした。海外でより勢いがあり、国内24万本に対して海外は116万本を販売しています。
次いで、Nintendo Switch らしい遊び方も提案する『マリオテニス エース』の138万本。こちらも海外で勢いがあり、国内30万本に対して海外108万本となっています。3位は『マリオカート8 デラックス』の113万本。国内17万本に対して海外96万本を販売し、累計は1,035万本となりました。スイッチ用ソフトとしては『スーパーマリオ オデッセイ』に続いての1,000万本達成。
Nintendo Laboは想定を下回ったか
なお、新しい提案として4月に発売された『Nintendo Labo』は、それぞれ単一のタイトルではミリオンに届かず。シリーズ全体で139万本だったと報告されています。
新しいあそびの提案として4月に発売した「Nintendo Labo」が国内外で話題を集め、購入いただいた方の評価は大変高く、シリーズ全体で139万本の販売となりました。
という任天堂公式の表現を見る限り、『Nintendo Labo』は今のところ、任天堂が想定していた売上にはなっていないように感じます。
初公開映像の時点で反響がかなりありましたし、映像の完成度も高かった。任天堂アメリカがYouTubeで公開した映像は1400万再生を超えていて、マリオやゼルダに次ぐ注目を集めました。
ところがその評価が素直に販売数には現れていません(あくまで今のところは)。9月発売予定として突如発表された『Toy-Con 03 Drive Kit』の投入など新規展開も含めながら、『Nintendo Labo』を手にとってもらえるよう販促の施策は続いていきそうです。
Nintendo Switch の2018年4-6月の販売数は、ソフトウェアが前年同期比121%増の1,796万本、ハードウェアが4%減の188万台でした。
任天堂、2018年4月-6月 Nintendo Switch ソフト売上
主要タイトル販売実績より、2018年4〜6月の販売数をさらに計算。ミリオンに届いていないものの、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は84万本、『スーパーマリオ オデッセイ』は76万本、『スプラトゥーン2』は74万本を販売しています。『星のカービィ スターアライズ』も63万本。『ARMS』は累計200万本を突破しました。
- ドンキーコング トロピカルフリーズ – 140万本 **新作
- Nintendo Labo (シリーズ全体) – 139万本 **新作
- マリオテニス エース – 138万本 **新作
- マリオカート8 デラックス – 113万本(累計1,117万本)
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド – 84万本(累計932万本)
- スーパーマリオ オデッセイ – 76万本(累計1,117万本)
- スプラトゥーン2 – 74万本(累計676万本)
- 星のカービィ スターアライズ – 63万本(累計185万本)
- 1-2-Switch – 16万本(累計245万本)
- ARMS – 16万本(累計201万本)
- ゼノブレイド2 – 11万本(累計142万本)