任天堂、スイッチ本体の出荷を一時停止。供給が制限されるなか巣ごもり需要増加


Nintendo Switch

 

任天堂は7日、家庭用ゲーム機 Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) の出荷について、今週は行わないとツイッターで発表しました。特別な本体同梱セットや Nintendo Switch Lite も含め、予約分を除いて今週の出荷はありません。来週以降に関しても改めて案内するとしていて、不透明な状況となっています。

任天堂はスイッチ本体や周辺機器に関して、大部分を中国で生産しています。新型コロナウイルスの感染拡大の影響も大きく、2月上旬には出荷の遅れを発表していました。工場稼働はある程度戻ってはきているものの、完全復旧にはいたっていません。

一方で、外出自粛要請などにより巣ごもり消費が活発化。自宅で比較的安価に楽しめる娯楽としてゲーム機の需要は高まっていて、人気のスイッチは供給が追いつかない状況が続いています。供給量に限りがあるなかで、この機に乗じた転売も加わって価格が高騰。5万円以上の価格が設定されることも珍しくありません。

日本経済新聞によると出荷の再開時期は未定。在庫がある欧米市場では出荷は継続されます(早晩日本と同じような状況に陥るおそれも?)。昨年までのようにいつでも在庫がある、定価で買えるように戻るまでにはしばらく時間がかかりそうです。

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