【NPD】2019年12月の米ゲーム市場は『Call of Duty』と『スター・ウォーズ』が牽引


Call of Duty: Modern Warfare 2019

 

NPDグループより2019年12月の米国ゲーム市場規模が報告(一部デジタル販売を含む)。12月はハード、ソフト、周辺機器の3部門すべてが二桁減となり、全体も前年同月比で15%減の29億8,400万ドルでした。

11月に続いて、あまりに大きかった『Red Dead Redemption 2』(2018年10月発売)の影響が出たかたちとなっています。

2019年11月 米国ゲーム小売市場規模

  • ハードウェア : 9億7,300万ドル(▲17%)
  • ソフトウェア : 11億4,100万ドル(▲13%)
  • 周辺機器・アクセサリ : 8億6,900万ドル(▲14%)
  • 合計 : 29億8,400万ドル(▲15%)

※ソフトウェア販売にはPC、家庭用ゲーム機のパッケージ版および一部デジタル販売(Steam、Xbox、PlayStation)が含まれます。

ソフトウェア

2019年12月 月間USチャート トップ20

  1. Call of Duty: Modern Warfare 2019
  2. Star Wars Jedi: Fallen Order
  3. Madden NFL 20
  4. NBA 2K20
  5. Luigi’s Mansion 3 (ルイージマンション3)*
  6. Pokemon Sword (ポケットモンスター ソード)*
  7. Mario Kart 8 (マリオカート8 デラックス)*
  8. Super Smash Bros. Ultimate (大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)*
  9. Pokemon Shield (ポケットモンスター シールド)*
  10. Minecraft#
  11. Grand Theft Auto V
  12. Red Dead Redemption II
  13. FIFA 20
  14. Just Dance 2020
  15. Need for Speed: Heat
  16. The Legend of Zelda: Breath of the Wild (ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)*
  17. The Legend of Zelda: Link’s Awakening (ゼルダの伝説 夢をみる島)*
  18. New Super Mario Bros. U Deluxe (Newスーパーマリオブラザーズ U デラックス)*
  19. Super Mario Party (スーパー マリオパーティ)*
  20. Ring Fit Adventure (リングフィットアドベンチャー)

*デジタル販売を含まない
#Xbox と PlayStation のデジタル販売を含む
^Steamの販売数は含まない

※販売本数ではなく、金額ベースのランキングです。

2019年12月のソフトウェア市場は2018年12月と比べて13%減の11.4億ドルとなりました。年間では9%減少して66億ドルでした。多くのプラットフォームが前年比で売り上げを落とす中、唯一Nintendo Switchだけは市場が拡大しています。

12月のトップは『Call of Duty: Modern Warfare』でした。10月の発売から3か月連続でトップをキープ。2019年全体でも1位となり、『Call of Duty』シリーズが11年連続で年間1位の座につきました。2位に入ったのは『Star Wars Jedi: Fallen Order』。年間では6位につけ、開発元 Respawn Entertainment の最大ヒット作となりました。

ホリデー商戦期に入ったことで、任天堂タイトルが勢いを増しています。トップ20の半分を任天堂およびポケモンが占めています。最も好調だったのは『ルイージマンション3』で5位に。そこから『ポケットモンスター ソード』『マリオカート8 デラックス』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』『ポケットモンスター シールド』が9位まで続きました。

残る5本は16位から20位までに並んで登場。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『ゼルダの伝説 夢をみる島』『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』『スーパー マリオパーティ』『リングフィットアドベンチャー』が入っています。

NPDによると『MLB The Show 19』は米国で最も売れた野球ゲームとなりました。これまでの記録はEAの『MVP Baseball 2004』が持っていたそうですが、ここへきて『MLB The Show 19』が更新。

『MLB The Show』はSIEサンディエゴ・スタジオが開発する、ソニーのプラットフォーム独占で展開されてきたシリーズですが、2年後の『MLB The Show 21』からは他のプラットフォームへも展開することが決定。さらに売り上げを伸ばしていきそうです。

プラットフォーム別 2019年12月 月間トップ10

Xbox One

  1. Call of Duty: Modern Warfare 2019
  2. Star Wars Jedi: Fallen Order
  3. Madden NFL 20
  4. NBA 2K20
  5. Grand Theft Auto V
  6. FIFA 20
  7. Borderlands 3
  8. Need for Speed: Heat
  9. Red Dead Redemption II
  10. Tom Clancy’s Ghost Recon: Breakpoint

PlayStation 4

  1. Call of Duty: Modern Warfare 2019
  2. Star Wars Jedi: Fallen Order
  3. Madden NFL 20
  4. NBA 2K20
  5. Need for Speed: Heat
  6. Grand Theft Auto V
  7. FIFA 20
  8. Death Stranding
  9. Marvel’s Spider-Man
  10. The Outer Worlds

Nintendo Switch

  1. Luigi’s Mansion 3 (ルイージマンション3)*
  2. Pokemon Sword (ポケットモンスター ソード)*
  3. Mario Kart 8 (マリオカート8 デラックス)*
  4. Super Smash Bros. Ultimate (大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)*
  5. Pokemon Shield (ポケットモンスター シールド)*
  6. The Legend of Zelda: Breath of the Wild (ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)*
  7. The Legend of Zelda: Link’s Awakening (ゼルダの伝説 夢をみる島)*
  8. New Super Mario Bros. U Deluxe (Newスーパーマリオブラザーズ U デラックス)*
  9. Super Mario Party (スーパー マリオパーティ)*
  10. Ring Fit Adventure (リングフィットアドベンチャー)

ニンテンドー3DS

  1. Pokemon: Ultra Sun (ポケットモンスター ウルトラサン)*
  2. Pokemon: Ultra Moon (ポケットモンスター ウルトラムーン)*
  3. Super Smash Bros. (大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS)*
  4. Mario Kart 7 (マリオカート7)*
  5. Super Mario 3D Land (スーパーマリオ 3Dランド)*
  6. Super Mario Maker (スーパーマリオメーカー for Nintendo 3DS)*
  7. Luigi’s Mansion (ルイージマンション)*
  8. Luigi’s Mansion: Dark Moon (ルイージマンション2)*
  9. Minecraft*
  10. The Legend of Zelda: Majora’s Mask 3D (ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D)*

ハードウェア

ハードウェア市場の売上は17%減の9億7,300万ドル。最も売れたのは Nintendo Switch で、12月だけでなく年間を通しても最も売れたハードでした。

この記事をシェアする

Next

Previous