中国で2019年12月10日に発売された「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)。市場調査会社 Niko Partners によると、初日の推定販売台数は5万台となったようです。
年内に10万台を販売すると見られています。
予約段階で10万件を突破していたNintendo Switch。Nico Partners によると、初日の推定販売台数は5万台ほどとなりました。Nintendo Switchの中国版価格は2,099元(約300ドル、約33,000円)で、『Newスーパーマリオブラザーズ U デラックス』のデモ版が収録されています。
10万以上の予約が入っていたJD.comでは初日2万台以上のSwitch本体が販売。購入者の半数近く、47%は16〜25歳だったと報告しています。また中国最大手ECのTMallでは午前10時までに1万台を販売。75%が30歳未満だったと同様の報告をしています。
Nintendo Switch は非正規な形での輸入販売も行われていますが、Niko Partners は初日5万台という推定値から、公式ルートの中国版も年内10万台に達するという当初の予測を据え置きました。また2022年にはPS4を上回り、中国市場で最も大きなシェアを占めるゲーム機となるだろうと予測しています。
任天堂はテンセントと協力して中国市場へ再参入。任天堂の自社タイトルはもちろんのこと、サードパーティーのタイトルや中国独自のタイトルも続々と投入される予定です。
Nintendo Switchと2020年末にローンチ予定の第9世代コンソール(PS5、Xbox Series X)を合わせ、中国における家庭用ゲーム市場規模は2023年に15億ドルにまで成長するとNiko Partnersは予測しています。
また現在は正規販売よりも規模が大きいグレーマーケットも徐々に縮小し、2023年には正規販売の売上が上回るとも。
PCとモバイルが圧倒的に普及している中国で、家庭用ゲームは拡大していけるでしょうか。