2016年に『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』を、2017年に『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』を発売し、復刻コンソール市場を築いた任天堂。
ファミコン、スーファミときたらその次のハードである NINTENDO64 も復刻されるのだろうかと誰もが考えるところ。以前と同じようにコントローラーアイコンの商標登録もされ、「ニンテンドークラシックミニ」新作はもはや確実視されていますが、任天堂から正式な発表はありません。
任天堂アメリカのCOO兼社長のReggie Fils-Aime氏(レジー社長)によると、今のところそうした計画はないようです。
レジー社長によると、2つの「ニンテンドークラシックミニ」、特にミニファミコンの方は当初、Wii U と Nintendo Switch のギャップを埋める橋渡し役を兼ねていて、期間限定の意味合いが大きいビジネス上の理由から計画された商品でした。
2016年にはもうWii Uに元気がなく、かといって Nintendo Switch は2017年3月3日発売で2016年のホリデー商戦には間に合わない。
ニンテンドー3DSにはまだ勢いがありましたが、任天堂は2016年のホリデー商戦向けに、また別の目玉商品を用意する必要がありました。
「ニンテンドークラシックミニ」シリーズは、現在では定番商品として任天堂のラインナップに加わっているものの、とはいえ復刻ゲーム機は期間限定という考えは今もそう変わってはいない様子です。
2018年9月には Nintendo Switch の有料オンラインサービス Nintendo Switch Online が立ち上がり、提供サービスの1つに『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』が含まれています。
任天堂はサブスクリプションサービス内の配信ソフトの充実を今は優先しているようです。
そのためN64の復刻について「可能性は否定しませんが、現状言えるのは、近々ミニN64が発売されることはないということです」
安価で多数の古典ゲームを楽しめる『ニンテンドークラシックミニ』シリーズは、これまでに2機種合計で世界累計1000万台を超えるヒット商品となっています。