2003 年にニンテンドーゲームキューブで発売された、最大 4 人まで一緒に遊べるマルチプレイ主体のアクション RPG『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』(FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES、FFCC)。
発売から 17 年を経た 2020 年、新要素を追加するなどした『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』(FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES REMASTERED EDITION、FFCC RE)となって蘇りました。
リマスター版の対応プラットフォームは家庭用ゲーム機では Nintendo Switch と PlayStation 4、さらにモバイルの iOS / Android にも対応。
クリスタル・キャラバンの一員となって、世界を蝕む猛毒の瘴気から村を守るクリスタルの力を維持することのできる“ミルラの雫”を求める旅が、2020年8月27日に再び幕を開けます。
リメイクではなく、あくまでリマスターとなっている本作。この記事ではオリジナル GC 版から何が変わったのか、進化したポイントをまとめて紹介しています。
Contents
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』がリマスターで蘇る
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』とは
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』は 2003 年にニンテンドーゲームキューブで発売されたアクションRPG。『ファイナルファンタジー』(FF)シリーズの派生作品で、FFシリーズならではの美麗グラフィックやファンタジー世界での冒険を、ゲームボーイアドバンスを連動させ最大 4 人のマルチプレイで楽しめます。
瘴気に包まれた世界でプレイヤーはクリスタル・キャラバンの一員となり、瘴気から村を守るため、クリスタルの命を紡ぐ「ミルラの雫」を求めてを求めて世界を冒険します。
FFCC : オリジナル版とリマスター版との仕様比較
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』オリジナル版とリマスター版の仕様のざっくり比較は次のとおりです。
リマスター版の特徴
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』の最大の特徴といえるのは、マルチプレイのオンライン対応です。離れたフレンドとの協力プレイを楽しめるようになりました。
オンラインプレイはクロスプラットフォームを実現。ハードをまたいで異なる機種のプレイヤーとも一緒に遊ぶことができます。
さらにキャラクターボイスの実装や新規ダンジョン・ボスの追加、キャラクターバリエーションや装備アイテムの増加など、大きく9つの新規要素が追加されています。
新システム「ものまね」
特定のアイテムを集めることで、バトル中のプレイヤーの見た目やボイスを、物語に登場するサブキャラクターのものに変更することができるようになりました。マルチプレイで遊ぶときは、本編にはない夢の組み合わせのキャラバンを結成することも可能に。
さらに、過去の FFCC シリーズ作品のメインキャラクターになり切ることも(有料 DLC として配信)。
オンラインプレイ、さらにクロスプラットフォーム対応
リマスター版の大きな特徴の1つが、マルチプレイのオンライン対応です。離れたフレンドと一緒に遊ぶことができるようになりました。
オンラインプレイではさらに、ハードの垣根を越えて異なる機種とのマルチプレイが楽しめる「クロスプラットフォーム」にも対応しています。Switch と PS4、iOS、Android のプレイヤーがハードを問わずに一緒に遊ぶことができます。
オンラインプレイだとほかプレイヤーと息を合わせて発動する「合体魔法(マジックパイル)」のタイミングはどうするの?今回は発動のタイミングを補助する「パイルメーター」という機能が追加されています。
これは味方の魔法に合わせて誰かが魔法を発動すると、時計型のメーターが表示されるというもの。回転する時計の針を、色のついている部分に合わせることでマジックパイルを発動することができます。なおタイミングによって発動する魔法は異なります。
また意思疎通を行いやすいよう、定型チャットを出すことができるようになりました。
「マジックパイルねらおう!」だとか「○○するよ!」などのテキストを出すことができ、これにより音声によるコミュニケーションがなくても味方と意思の疎通をしやすく、協力して戦いやすくなっています。
クロスセーブ(クロスプログレッシブ)対応
さらに、異なるプラットフォーム間でセーブデータを移行できるクロスセーブにも対応。ハードをまたいでゲームを進めることができます。
※製品版のセーブデータを移管する場合は、移管先のプラットフォームで製品版の購入が必要になります。
※ゲームの発売から期間が経過すると終了する場合があります。
各種族の新たなキャラクターバリエーション
GCオリジナル版に収録されていたキャラクターバリエーションに加えて、板鼻利幸氏による新たなバリエーションが8体追加。計40名のバリエーションから、好きな見た目を選んで冒険を進めることができるようになりました。
装備&強化アイテムも追加されています。
キャラクターボイス
GCオリジナル版にはなかったキャラクターボイスが新たに追加。より生き生きとしたキャラクターたちが織りなすカットシーンや、バトル中は声を合わせて魔法を唱えるなどにぎやかに。
高難度ダンジョン&ボス
本編クリア後、複数登場する新たな高難度のダンジョンやボスに挑めるようになりました。
主題歌やナレーションが新規収録
オリジナル版に収録されたYaeさんが歌うオープニング曲「カゼノネ」やエンディング曲「星月夜」、さらにゲーム内で流れるナレーションはすべて新録で収録。
BGMの再収録&新規アレンジ曲の収録
オリジナル版のBGMを作曲した谷岡久美さんの新曲や、既存曲のリミックス版も収録されます。
ミニマップ、アイテム所持上限の増加
GC版『FFCC』ではゲームボーイアドバンスを接続することで表示・確認できたミニマップが、画面右上に追加されました。またアイテムの所持上限数が大幅に拡大しており、要らなくなった素材を捨てるなどする必要がなくなりました。
気になること
ローカル通信プレイ(オフラインマルチ)は対応してる?
ゲームキューブのオリジナル版は、1台のゲームキューブに最大4台のゲームボーイアドバンスを接続し、息を合わせて魔法を繰り出したり、瘴気からダメージを受けないよう足並みをそろえて冒険するアクション RPG でした。
同様にリマスター版でも、オフラインでわいわい遊ぶことはできるでしょうか。
残念ながら今回のリマスター版のマルチプレイはオフラインに非対応。マルチプレイを遊べるのはオンラインのみとなっています。
[nlink url=”https://t011.org/game/174508.html”]
Lite って?
製品版と同日に、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター Lite』(FFCC RE Lite)と呼ばれる無料体験版が配信開始。公式いわく “かつてない超豪華無料体験版” であると説明されています。
Lite版同士でのオンラインマルチプレイに対応しているほか、製品版ユーザーとのオンラインマルチプレイにも対応。製品版ユーザーがホストになってオンラインマルチプレイを遊ぶ際は、最大 13 ダンジョン(ラスダン直前)まで無料で遊べるという内容です。
[nlink url=”https://t011.org/game/173792.html”]
友人の間で製品版を購入した人が1人いれば、かなり遊べるものとなっています。
商品概要
タイトル
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター
FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Remastered Edition
※App Store / Google Play上のタイトル表記は『FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES』
発売日
2020年8月27日
対応プラットフォーム
Nintendo Switch / PlayStation 4 / iOS / Android
価格
Nintendo Switch / PlayStation 4 : 5,280円(税込)
iOS / Android : 2,820円(税込) ※ダウンロードおよび、一部のプレイは無料
ジャンル
アクションRPG
プレイ人数
マルチプレイ時最大4人
※1人につき、本体とソフトがそれぞれ必要です
※オンラインマルチプレイ時、Nintendo Switch版はニンテンドーアカウントの作成とNintendo Switch Onlineへの加入、PS4版はPlayStation Networkの利用とPlayStation Plusへの加入が必要です。
※オンラインマルチプレイのマッチングは、同じリージョン(地域)のソフトを使用しているプレイヤー間で行われます。
※たとえば日本国内からオンラインマルチプレイへ接続する場合、日本国内のプレイヤーとマッチングします。