2018年5月3日に発売された Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) 版『ドンキーコング トロピカルフリーズ』は、Wii U でオリジナル版『ドンキーコング トロピカルフリーズ』を開発したレトロスタジオ自らが移植を担当しているようです。
任天堂が移植やリメイク、リマスターを行う際は、オリジナル版の開発元とは異なる開発会社に任せることが、どちらかといえば多くなっています。たとえば『ドンキーコング リターンズ』はレトロスタジオが開発したゲームですが、ニンテンドー3DS版の開発は Monster Games が行いました。Monster Games は『Newニンテンドー3DS専用ゼノブレイド』の開発も担当しています。
ただスイッチ版『ドンキーコング トロピカルフリーズ』に関しては珍しいことに、オリジナル開発元であるレトロスタジオ自身の手で移植が行われたようです。任天堂アメリカのツリーハウスが配信している Nintendo Power ポッドキャストにて、レトロが今回の移植を手がけていることが明らかにされました。
宮本茂氏いわく、レトロスタジオは複数プロジェクトを同時に走らせることができる規模のスタジオに成長。沈黙している4年もの間、今回の移植作業だけをただ行っていたはずもないので、スイッチ向けに動いているだろう本命プロジェクトが俄然気になります。
『メトロイドプライム』3部作を手がけていたレトロスタジオですが、最新作の『メトロイドプライム4』の開発元は、彼らではないことが任天堂から明らかにされています(※2019年1月、レトロスタジオのもとで一から開発し直されることが発表されています)。
『ドンキーコング トロピカルフリーズ』の移植をレトロがあえてやらなければならない理由がもしあったのだとしたら、新作もドンキーコングに関連しているかもしれませんね。