2013年に Wii U で発売された、プラチナゲームズ開発のアクションゲーム『The Wonderful 101』。神谷英樹氏がディレクターを務めたユナイト・アクションゲームは、今のところ Wii U 独占タイトルとなっており、他機種で遊ぶことはできません。
ただ任天堂は、『マリオカート8』や『ポッ拳』『ベヨネッタ 1&2』、そして5月には『ドンキーコング トロピカルフリーズ』と、普及台数で苦戦し遊ぶ人が限られていた Wii U 用ソフトを、より多くのユーザーがいる Nintendo Switch へ次々と移植しています。『The Wonderful 101』もそれらタイトルに続くことはできるでしょうか。
クロアチアで開催された欧州のゲームデベロッパーサミット兼カンファレンス Reboot Develop 2018 に出席したプラチナゲームズの稲葉敦志氏と神谷英樹氏は、お気に入りの1本である『The Wonderful 101』に言及。Nintendo Switch 版『The Wonderful 101』が可能かどうか、まだ任天堂と交渉していきたいとしており、会場に集まった観客の声も後押しになると反応を確認。観客は大きな拍手で応えました。
スイッチ版『The Wonderful 10』実現へ向けたプラチナゲームズと任天堂との話し合いは、実際に行われているようです。具体的に話すことはできないとするものの、プラチナ側がスイッチ版を作りたいという気持ちは、ファンへのリップサービスではなく確かな様子。
プラチナゲームズ公式アカウントが以前、ツイッターで『The Wonderful 101』のキャラクターがスイッチで遊んでいるイラストをアップしたのも、ファンの反応を確かめるためだったのかもしれません。
#ザ・ワンダフルワン・オー・ワンが好きならフォローしていいよ
わが社のゲームコーナーにワンダ・ディレクターたちが遊びに☺️うちのキャラクターモデリングアーティスト・舟橋が描きました
舟橋が過去に描いたヴォークン、イモータ、チューギのイラストもアップしとこうっと!ネタバレあり🙈 pic.twitter.com/jSK1Tx5bMh
— プラチナゲームズ公式アカウント[NEW] (@platinumgames_j) 2017年7月6日
任天堂は過去ハードで発売したタイトルを Nintendo Switch で発売する可能性について、以前にもコメントしています。任天堂アメリカのレジー社長は「よりインストールベースの大きなハード(より普及しているハード)で、自分たちのコンテンツを披露したいと考える開発チームもいます」と述べており、開発チーム(あるいは会社)の希望と任天堂のソフト戦略が合致すれば、ポテンシャルを発揮しきれなかった Wii U ソフトがさらにスイッチで発売される可能性があります。