Nintendo Switch で発売された、バネのように伸びるウデを使って戦う対戦格闘ゲーム『ARMS (アームズ)』。今年秋に、Dark Horse Comics からグラフィックノベルが刊行予定とされています。
ゲームはアップデートを続け、最終的には15人の個性的なファイターが登場。彼らには細かく性格やバックグラウンドが設定されているものの、ゲーム内で彼らのパーソナルな部分に焦点が当てられることはほぼありませんでした。世界設定についてもしかり。
公式 Twitter ではゲーム内では語られない部分を補完するようなイラストがアップされることもありますが、『ARMS』の世界観やキャラクターについて、もっと知りたいと考えている『ARMS』ファンにとって、今後発売される一連のグラフィックノベルは、『ARMS』ユニバースの知識を深めるのに役立ちそうです。
GDC では、ゲームに登場するキャラクターの1人「スプリングマン」が実は3代目であることが明かされました。『ARMS』には未公開のストーリーがまだ多く残されています。
Dark Horse Comics のアメコミ版『ARMS』には、Ian Flynn 氏や Joe Ng 氏が携わっているといわれています。『スーパーマリオ』に『星のカービィ』『スプラトゥーン』など、任天堂キャラクターが漫画化されることは珍しいことではありませんが、『ARMS』ではアメコミ形式が選択されました。
なぜ日本の漫画スタイルではなく、アメコミが採用されたのかについて矢吹氏は、子供の頃抱いていた、格好いいアメコミヒーローへの憧れが理由の1つとしてあるとコメント。従来通り、日本の漫画家にお願いする選択肢もあったものの、それとは異なる路線で行きたかったので、アメリカのクリエイターにお願いすることにしたと述べています。
アメコミ版『ARMS』を見たり読んだりして、アメリカの人々に『ARMS』登場キャラクターへの関心をもっと持ってもらえたらと思うし、ゲームの方にも目を向けてもらえたら嬉しいと矢吹氏。
日本や欧州の人々にとっても、今回の任天堂キャラクターのアメコミ化という取り組みは新鮮に見えると思うし、新しい視点を与えてくれるのではないかと考えていますとコメントしています。
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