Wii U の反省を踏まえ、ニンテンドースイッチの継続的なサポートには参入第1弾『FIFA 18』の数字が重要になってくると一時、消極的な対応姿勢をとっていた大手メーカー Electronic Arts (EA)。2017年内の販売状況がまとまり、ポジティブな評価となったことが明らかになっています。
ニンテンドースイッチの初期から、プラットフォームへの参入は表明していたEA。スイッチの発表会にも登壇し、『FIFA 18』を発表。9月に発売しています。しかしながら、EA のメジャータイトルでスイッチに対応しているのは『FIFA』のみで、このソフトの売上如何が今後のサポートを左右するかもしれないとの幹部コメントが出たこともありました。
任天堂フランスは最近のインタビューで、フランス国内におけるスイッチ版『FIFA 18』の売上が7.3万本だったと報告。決して大きな数字ではありませんが、EA はこの数字に満足していて、ロシアワールドカップにかけて売上の倍増を期待。また新たな発表も間もなく行われる見込みだということです。
『FIFA 18』の売上は日本国内でも好調です。2018年1月7日までの累計販売数は、ファミ通(Gzブレイン)調べで6.5万本。メディアクリエイト調べでは7.2万本。全コンテンツが収録されている PS4 版がすでに圏外となる中、意外なロングセラーとなっています。
ニンテンドースイッチ版の『FIFA 18』は、他機種版とは異なるカスタムビルド版として制作。開発チームはスイッチを携帯型ゲーム機という位置づけ、その上で、これまでで最良のポータブル『FIFA』を構築しました。実際、TVモードでは1080p/60fps、テーブル・携帯モードでは720p/60fps で滑らかなゲームプレイを楽しむことができ、人気モード「FIFA Ultimate Team」も収録されています。
2017年9月には EA 自身も、『FIFA 19』以降もスイッチへ投入する可能性があるとコメント。また任天堂のアメリカ法人である任天堂アメリカは最近のリリースで、EA を含む大手メーカーのサポートに言及していて、2年目に向かうスイッチのソフトラインナップが一層充実することに自信を見せていました。
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