任天堂の君島達己社長は、「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」で有料化を予定しているオンラインサービスについて、料金が「年額2000 〜 3000円」程度にする計画であることを明らかにしました。「有料の方がきちんとお客さんにコミットできる」と君島社長は有料化の理由を説明。
このオンラインサービスに加入することで、オンライン対戦やスマホアプリを通じたボイスチャット、オンラインに対応した月替りのFC/SFCソフト、優待価格でのソフト購入といったサービスを利用可能となることが、今のところ明らかになっています。
任天堂のオンラインサービス料金は年額2000〜3000円程度
「年額2000円 〜 3000円」程度になるという任天堂のオンラインサービス。料金プランは月払いや年払いなど、いくつか用意される予定。ニンテンドーDSや3DS、Wii、Wii Uでは無料で提供されてきた任天堂のオンラインサービスですが、有料化することでより質のいいサービスにしたいと君島社長。
最近は家庭用ゲームであっても、長く遊び続けてもらうために買い切り型からインターネットに接続して楽しむタイプのソフトへとトレンドが切り替わっています。有料化を選択した背景には、そうした市場の変化に対応する意味も含まれているということです。
Nintendo Switch のオンライン関連サービスについてはまだ不透明な部分も多く、任天堂は本体発売の3月3日までに、バーチャルコンソールの扱いなども含めて案内するとしています。
VR も研究中
また同じインタビューの中で君島社長は、任天堂が「VR(仮想現実)」の研究を進めていることを明らかに。「ゲームにしたらどんな面白いことができるのか、長時間プレイ時に3D酔いする課題などを克服できた時点で、何らかの対応をしたい」とコメントしています。
任天堂の特許情報によれば、Nintendo Switch は VR プレイ時の表示スクリーンとして機能する可能性があります。