2016 フランス年間ゲームランキングトップ20：『FIFA 17』が圧倒的1位、『ポケモンサン・ムーン』は80万本で2位に。『妖怪ウォッチ』も健闘

2017年2月3日

ヨーロッパの中でもゲーム人気の高い国の1つであるフランス。『アサシンクリード』や『Just Dance』、『Tom Clancy’s』を冠する『ゴーストリコン』『スプリンターセル』『ディビジョン』などのミリタリーシリーズ等、人気タイトルを多数開発する Ubisoft が本社を置くことでも知られています。

娯楽ソフト出版社組合（S.E.L.L.、Syndicat des Editeurs de Logiciels de Loisirs）が2日に発表した2016年ゲームトップ20によると、エレクトロニック・アーツの『FIFA 17』が142.6万本を販売し、フランス市場において家庭用ゲームソフト販売年間1位を獲得しました。

FPSジャンルのゲームでは『Battlefield 1』が『Call of Duty: Infinite Warfare』を上回る人気となっているのもなかなか興味深いところです。

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ポケモンは2位、妖怪ウォッチもトップ20入り

任天堂からは2作がトップ20入り。

ニンテンドー3DS用ソフト『ポケットモンスターサン・ムーン』は80.5万本を販売して2位でした。欧州の『ポケモンサン・ムーン』は、11月23日に発売。任天堂フランスによると初週42.5万本強を販売し、2013年に発売された『XY』の3倍以上のローンチを記録。

当時、任天堂は年内70万本、2017年中に100万本との予測を立てていますが、勢い衰えず。いい意味でこの予測は裏切られることとなりました。

ポケットモンスターサン・ムーン

メーカー: 任天堂

発売日: 2016-11-18

妖怪ウォッチがスマッシュヒット

また、22.2万本を販売した同じく3DS用ソフトの『妖怪ウォッチ』（国内ではレベルファイブから発売）は15位に入るスマッシュヒット。任天堂のQ3決算でも、欧州の『妖怪ウォッチ』は日本の発売時を上回る勢いが続いているとの話が出ていましたが、『FF15』に迫るヒットとなっています。

ブームに火が付いた続編『妖怪ウォッチ2』は、日本では3バージョン合計で600万本の出荷を達成する大ヒットを記録。欧州では2017年4月7日に『2』の発売が予定されており、現地で放送エリアが広がっているというTVアニメ人気の高まりとともに、ゲーム版がブレイクするか注目されます。

2016 フランス年間ゲームランキングトップ20（本数ベース）

FIFA 17 – 142万6209本
ポケットモンスターサン・ムーン – 80万5390本
Battlefield 1 – 50万9845本
Call of Duty: Infinite Warfare – 46万5816本
Grand Theft Auto V – 45万2636本
アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝 – 36万833本
Minecraft – 32万1357本
Tom Clancy’s The Division – 31万386本
Call of Duty: Black Ops III – 30万1069本
FIFA 16 – 29万5722本
Watch Dogs 2 – 26万8067本
Far Cry: Primal – 24万6442本
ファイナルファンタジーXV – 23万5822本
Overwatch – 23万4755本
妖怪ウォッチ – 22万2218本
Just Dance 2017 – 21万6176本
Mafia III – 17万109本
Tom Clancy’s Rainbow Six Siege – 16万6576本
Farming Simulator 17 – 15万9161本
LEGO Marvel’s Avengers – 15万4311本

金額ベースでも上位3本は変わらず

金額ベースのランキングを見ると、下位の方は若干順位の入れ替わりが確認できますが、『FIFA 17』『ポケモンサン・ムーン』『Battlefield 1』のトップ3は変わらず。

FIFA 17 は機種別の本数・金額ランキングでもトップを獲得し4冠を達成

『FIFA 17』はこの他、機種別の売上ランキングでPS4版が97.1万本を販売して年間1位。機種別の販売金額ランキングにおいても、PS4版が5722.5万ユーロで年間1位を獲得。PS4版のみで総合年間1位になる販売規模となっており、2位以下にダブルスコア以上の大差をつけて圧倒的首位となっています。