13日のプレゼンテーションで詳細が発表されながら、まだ明らかにされていない点が多く残されている Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)。海外メディア Kotaku はイベント後、任天堂に対して複数の質問をし、そのいくつかについては回答を得られました。
ノーコメントな部分も少なくない者の、外付けHDDの可能性や、将来的な動画配信サービス対応、ニンテンドーeショップのリージョンはどうなるのかなど興味深い回答も。
Contents
Switch と過去ハードとの互換性について
Nintendo Switch は他システム用に設計されたゲームとの後方互換性はなく、また他システム用のコントローラーとの互換性もありません。ただし特定コントローラーのサポートに関しては、将来のアップデートで検討する場合があります。
内部ストレージについて。ダウンロードしたゲームやDLCの扱いは
Nintendo Switch 本体には32GBの内部NAND型メモリが搭載されており、その一部はシステム領域のために確保されています。保存メモリは必要に応じて、microSDXCカードで簡単に拡張することができます。SDXC 規格は最大2TBのストレージをサポートしています(2TBカードはまだ発売されていませんが、発売され次第 Switch もサポートする予定です)。
外付けHDD接続の可能性
USB接続の外付けハードディスクに関して、発売時はサポートしていませんが、任天堂は将来的にサポートを行う可能性を研究しています。
ダウンロードしたデータ等の保存場所
データの保存場所について。microSDXCカード等を使用していない場合、すべてのデーターは本体の保存メモリーに保存されます。
microSDXCカード等で保存容量を拡張している場合、ゲームのセーブデータは本体メモリーに保存され、再ダウンロードが可能なデータ、たとえばデジタルゲームや更新ファイル、DLCがmicroSDXCカード側に保存されます。
Nintendo Switch のゲームカードは書き込み不可。
シェアボタンの機能、シェアするまでの流れ、動画撮影は
キャプチャボタンは「Joy-Con (L)」や「Nintendo Switch Pro コントローラー」に備わっており、ボタンを押すことでスクリーンショットの撮影が可能です。次に様々な編集(テキストのサイズや色、位置など)をし、ソーシャルメディアに投稿します。未編集の状態の、オリジナルのスクリーンショットも保存されます。動画の録画機能は将来的に追加予定です。
Miiverse、Mii について
Miiverse はニンテンドー3DSとWii U で引き続きサポートしていきますが、Nintendo Switch では既存の、幅広く利用されているソーシャルプラットフォームを活用します。たとえば、撮影したスクリーンショットは一般的なSNSでシェアすることができますし、任天堂が提供するスマホ向けのアプリを通してボイスチャットなどが可能です。
Switch にも Mii 作成ソフトあり
Nintendo Switch には Mii メーカーがあります。HOME メニュー上のアプリとしては存在していませんが、システム設定の中に Mii キャラクターを作成するソフトウェアがあります。また、プロフィール画面からも Mii を作成することができます。Mii の作成方法はこれまでとほとんど変わりません。
Nintendo Switch 同士で Mii の送受信を行ったり、Wii U やニンテンドー3DS から amiibo を使って Mii を転送することもできます。
Mii キャラクターを使ったユーザープロフィールは必須ではありません。任天堂キャラクターのライブラリーが用意されているので、その中からプロフィール画像を選ぶことができます。
開発者が Mii をゲームに登場させたいと思えば、Mii をゲームに使うこともできます。
Nintendo Switch の Mii は過去のシステムと似ていますが、いくつか新しいオプションが加わっています。
顔のパーツが増加し、髪や肌の色が追加されました。一方で、作成者やお気に入り、誕生日、コピー、一般公開の属性は削除されました。
Netflix、Amazon、Hulu、HBO Go、その他動画配信サービスをサポートするか
任天堂は、Nintendo Switch を素晴らしいビデオゲームプラットフォームとすることに注力してきました。そのため、立ち上げ時には動画配信サービスをサポートしていません。しかしながら、今後の更新で動画配信サービスのサポートは検討されています。
オンラインストア(ニンテンドーeショップ)もリージョンフリーになるのか、あくまでカートリッジのみなのか
Nintendo Switch はリージョンロックされていませんが、完全なサービスとサポートを保証するため、居住地域内での購入をお勧めします。またユーザーは、ニンテンドーアカウントで設定した国・地域のニンテンドーeショップへアクセスすることになります。
アカウントは、Nintendo Switch 1台につき8個まで作成可能です。