任天堂はオンラインで開催した2024年3月期「第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会」において、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に関する最新の数字を報告しました。
公開された情報は次の通りです。
Contents
映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に関する興味深い数字
興行収入
興行収入は累計13億6125万ドルを達成
ゲーム原作の映画としては歴代1位
アニメーション映画としては歴代2位(1位は『アナと雪の女王2』)
の興行収入です。
観客動員数
観客動員数は世界累計1億6984万人
ゲームの『スーパーマリオ』ファンはもちろんのこと、ふだんゲームになじみのない方も鑑賞している。小さなお子様から年配の方まで幅広い層が鑑賞。
映画は Nintendo Switch の販売が行われていない地域でも上映。映画館に加えて、DVDや動画配信サービスなどでも鑑賞されている。
「任天堂IPに触れる人口の拡大」という任天堂の基本戦略において非常に大きな成果を上げたと考えている。
映画の影響
映画の影響で『スーパーマリオ』関連ゲームも盛り上がる。
Nintendo Switch 向け『スーパーマリオ』関連5タイトル(『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』『スーパーマリオ オデッセイ』『マリオカート8 デラックス』『スーパーマリオメーカー2』『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』)の4〜9月の全世界セルスルー(実売)は前年同期比で1.3倍。
またモバイル向け『スーパーマリオ』関連アプリ(『スーパーマリオ ラン』『マリオカート ツアー』)の4〜9月の新規ユニークユーザー数は前年同期比で1.4倍に。
グッズ販売も伸びている。
セルイン、セルスルーとは
セルイン
「セルイン」はいわゆる出荷数。任天堂グループからグループ外への販売。法人だけでなく、ニンテンドーeショップやマイニンテンドーストアを通じた個人相手の販売も含まれています。
セルスルー
「セルスルー」はいわゆる実売数として扱われているもの。小売店から顧客への販売に加えて、ニンテンドーeショップやマイニンテンドーストアを通じた個人相手の販売も含まれています。
最新作『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は過去最速の出足
10月20日には2D横スクロールマリオの約11年ぶりの完全新作『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』が発売。全世界での累計販売本数は発売後 2 週間で 430 万本を記録しており、『スーパーマリオ』関連タイトルとしては過去最高の販売ペース(※セルスルーの集計を開始した Wii / ニンテンドーDS期以降のタイトルが対象)。