KDDI (au) 公式の電子書籍ストア・サービス「ブックパス」。現状は一度読んだ読み放題作品について、読み放題プランに加入している間は、読み放題期間が終了したとしても読み放題閲覧履歴から読むことができます。
しかしこの仕組みは2019年いっぱいで終了に。2020年1月から読み放題作品に「再生期限」が設けられることとなります。
過去に読み放題プランで再生した作品をもう一度読み直そうとしても、できない場合があります。
読み放題作品に「再生期限」が設定
ブックパスでは2020年1月以降、ユーザーへより多くの作品を提供するため、読み放題プランの作品の入れ替え頻度を高めていくことになりました。
これにともない、サービス内容も変更に。
読み放題作品に「再生期限」が設定され、過去に読み放題プランで再生した作品を、もう一度読むことができなくなる場合があります。
「読み放題配信期限」と「読み放題再生期限」
- 読み放題配信期限 =
読み放題プランの対象作品として配信される、ブラウザ再生・ダウンロードして再生できる期限 - 読み放題再生期限 =
コンテンツを再生できる期間。期限を過ぎると再生することができなくなる。「読み放題再生期限」が設定されていない作品は、読み放題閲覧履歴に残っていれば、期限終了後も読むことができる
読み放題閲覧履歴からブラウザビューワーで再生する場合
読み放題の対象作品を「読み放題閲覧履歴からブラウザビューワーで再生する」場合の扱いについて。
新たに読み放題再生期限が設定された上で作品の再配信が行われた場合、その作品には再生期限が適用され、期限後は読み放題閲覧履歴からの再生ができなくなります。
読み放題として読んだ当時は再生期限が設定されていなかったとしても、再配信されたときに再生期限が設けられていると、新たな再生期限のほうが適用。期限後はブラウザ再生することはできません。
ブックパスアプリにダウンロードした作品を再生する場合
読み放題の対象作品を「ブックパスアプリにダウンロードした作品を再生する」場合の扱いについて。
新たに読み放題再生期限が設定された上で作品の再配信が行われた場合、その作品には再生期限が適用されます。期限後は作品をダウンロードすることはできません。
なお、2019年12月31日までにダウンロードした作品は、アプリから削除しない限り2020年以降も再生することができます。
※再ダウンロードができなくなるタイミングは、作品ごとに異なります。
おわりに
というわけでブックパスの読み放題作品に「再生期限」が設定されるという話題でした。
ブックパスの「読み放題プラン」は、加入している間に再生した作品は読み放題配信期間が終了しても、ブックパスで配信されている、あるいはダウンロード済みであれば読むことができる素敵な仕様になっていました。
ちょっと気になった作品はとりあえず再生/ダウンロードしておけば、将来的に読み放題対象から外れてしまっても、長く読むことができたわけです。読み放題プランを解約しない限り、自分のライブラリをどんどん増やしていけました。
しかし2020年からは読み放題作品に再生期限が設定。読み放題配信終了後も作品を読み返せるのはブックパス読み放題プラン継続加入のメリットでしたが、それができなくなります。
現在再生期限が設定されていない読み放題作品も、おそらくほとんどが再生期限つきで再配信されることになるのでしょう。保存しておきたい、手元に残しておきたい作品は単品購入してねと。
幸い、2019年12月31日までにアプリへダウンロードした作品は、削除しない限り再生可能だということです。長く読みたい、残しておきたい作品は今のうちにダウンロードしておきましょう。