1986年にファミコンディスクシステムで発売されたアクション・アドベンチャー『ゼルダの伝説』。任天堂を代表するゲームシリーズの1つとしてハードごとに新作が発売され続け、世界中で多くのゲームファンに愛されています。
Nintendo Switch でも複数のゼルダタイトルが発売中。この記事ではスイッチで遊べるゼルダタイトルをまとめて紹介しています。
Contents
Nintendo Switch で遊べるゼルダタイトル
ソフトを購入して遊べる(パッケージ版/ダウンロード版)
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は 2017 年 3 月 3 日、Nintendo Switch 本体と同時発売されたいわゆるローンチタイトル。当初は Wii U 向けに開発されていたこともあり、Wii U 版も同時発売。こちらは任天堂最後の新作 Wii U ソフトとなりました。
最大の特徴は、時間や天候などの変化があり、その時時によって様々な表情を見せる美しいハイラルが広大な“オープンエア”(オープンワールド)で描かれ、自由に遊べること。
ここ最近のゼルダシリーズといえば、ストーリーに沿ってダンジョンに挑み、新しいアイテムを入手して攻略、ボスバトル。そしてまた次のダンジョンへ……という流れがお約束となっていました。
『ブレス オブ ザ ワイルド』は、そうしたゼルダのアタリマエを見直すことが開発テーマの1つとなっています。
チュートリアルを兼ねた最初のエリアをクリアしてからのゲーム進行はプレイヤーに委ねられ、どこへ行くのも何をするのも自由。いきなりラスボスであるガノンへ挑むことも可能となっています。
ゼルダシリーズの特徴でもある謎解き要素は「試練の祠」という形で登場します。「試練の祠」はハイラルの各地に120箇所点在していて、クリアすると体力やがんばりゲージを増やせるアイテム「克服の証」を入手することが可能。また、これまでのようなダンジョンに相当するものも、一部登場します。
本編を気に入った人がさらに深く楽しめる有料の追加コンテンツも配信中。
『ゼルダの伝説 夢をみる島』は、1993年に発売された同名ゲームボーイソフトのフルリメイク作品です。ミニチュアジオラマを覗き込んでいるかのような表現の新しくかわいらしいグラフィックで、2D見下ろし型ゼルダの名作がリニューアル。
修行の旅を終え、ハイラルに帰る途中嵐に巻き込まれ「コホリント島」という不思議な島に流れ着いたリンク。島から脱出するために各地のダンジョンを探索し、島の神である「かぜのさかな」を目覚めさせるのに必要な8つの「セイレーンの楽器」を集める冒険に出ることになります。
内容的にはオリジナル版にほぼ忠実なリメイクとなっており、謎解きやわらしべイベントといったゲームシステムだけでなく、キャラクターやマップサイズも、ほぼ当時を再現する形で描き直されています。新たなワープポイントが設定されたり、ボタンが増えたことで操作が快適になっていたりと遊びやすさもアップ。
クリア済みダンジョンのマップを組み合わせて新規にダンジョンを作成できる「パネルダンジョン」や、難易度を上げる「辛口モード」も搭載。
通常モードの難易度は高くないのでグラフィックや音楽に癒やされながらストーリーを楽しむことができます。
『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX』は、ハイラル大陸を舞台に一騎当千の爽快アクションを楽しめる、『無双』シリーズと『ゼルダの伝説』とのコラボタイトル。Wii U やニンテンドー3DSで発売された『ゼルダ無双』シリーズのゲーム本編や DLC をすべて収録した“全部入り”の完全版です。『amiibo』にも対応。
リンクやゼルダ、インパ、シークなどのキャラクターに加え、ガノンドロフやザント、ギラヒムといった敵キャラクターも操作可能。オリジナルキャラクターも登場し、総勢 29 名のキャラクターを操作できます。『ブレス オブ ザ ワイルド』のリンクおよびゼルダの衣装に着替えて遊ぶことも。
ゲーム内容は Nintendo Switch 向けにチューニングし直されており、グラフィックがフル HD になったほか、おすそわけプレイに対応しすぐに2人プレイがはじめられます。
オリジナルストーリーに沿ってバトルが展開される「レジェンドモード」や、ゼルダシリーズをモチーフにした全10個のマップでさまざまなバトルに挑戦する「アドベンチャーモード」など、ゼルダの世界観に沿ったなかで、無双アクションを楽しめます。
『ゼルダ無双 厄災の黙示録』は、2017年3月発売の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で過去として描かれた「100年前の大厄災」の壮絶な戦いにフォーカスした『ゼルダ無双』シリーズ最新作。
ゼルダシリーズ本編である『ブレス オブ ザ ワイルド』に直接つながるストーリーを、『無双』シリーズならではのアクションとともに体験することができます。
特徴的なのは『ブレス オブ ザ ワイルド』の世界観を継承し、キャラクタービジュアルや草木の揺れ、あの世界の空気感にいたるまでをそのまま再現していること。『ブレス オブ ザ ワイルド』に再びやってきたかのように錯覚するほど。任天堂ゼルダチームが公式監修しており、100年前に何が起きたのかが、リンクやゼルダ、4人の英傑などの視点から描かれます。
ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説
『ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説』は、カナダの開発会社 Brace Yourself Games が手掛けたローグライク・リズムゲーム『クリプト・オブ・ネクロダンサー』と『ゼルダの伝説』とのコラボタイトルです。序盤を遊べる体験版が配信中。
『ネクロダンサー』はプレイするたびにダンジョンの構造やアイテム配置が変化する「ローグライク」と、BGMのリズムに合わせてプレイする「リズムアクション」の特徴を併せ持っているゲームで、リズムにあわせて移動やバトルを行います。本作ではゼルダシリーズのアレンジ BGM などでゲームが進行。リズムに合わせた操作が難しい場合は、リズムを気にせず行動できるようノービートモードに設定を変更することもできます。
スーパーファミコンやゲームボーイアドバンス時代の見下ろし型ゼルダのようなドット絵グラフィックもかわいい。
ゲームをもっと楽しめる有料の追加コンテンツが7月21日より配信開始。プレイアブルキャラクターが5人追加される「新たなる挑戦者たち」(7月)、楽曲を追加する「リミックスメロディパック」(8月)、スタルキッドを主人公に新たなストーリーが描かれる「仮面交響曲」(9月)を利用できるようになります。
ゲーム本編と追加コンテンツを収録したパッケージ版も2020年10月に発売。
Nintendo Switch Online で遊べる
ここからは、有料オンラインサービス「Nintendo Switch Online」(ニンテンドースイッチ オンライン、NSO)に加入すると遊べるゼルダタイトルを紹介しています。
NSO に加入すると『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』と『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』という特典ソフトを無料でダウンロードして遊ぶことができます。このソフトの中に複数のゼルダタイトルが収録されており、いつでも、どこでも遊ぶことができます。
1986年にファミコン ディスクシステムで発売された、アクションと謎解き要素が盛り込まれた『ゼルダの伝説』シリーズ第1弾です。バクダンで岩などを爆破したり、ロウソクで火を付けると隠し通路を見つけられたり、敵をすべて倒すとアイテムを入手できたり道が拓けたりなど、ゼルダ的な基本要素は第1作目の段階から見ることができます。
リンクの冒険は、何も持っていないところからスタート。地上フィールドとダンジョン(地下)からなるマップを巡りながらアイテムや情報を集め、8つに分けられたトライフォースのかけらを見つけ出し、デスマウンテンで待つ大魔王ガノン討伐とゼルダ姫の救出を目指します。本編クリア後にはより歯ごたえある難易度の「裏ゼルダ」も遊べます。
スイッチでは最初からルピーとアイテムを大量に所持していたり、強力な装備を持っていたり、ハートの初期値が6になるなどする『ゼルダの伝説 お金持ちバージョン』で遊ぶこともできます。
リンクの冒険(THE LEGEND OF ZELDA 2 リンクの冒険)
『リンクの冒険』は1987年に発売されたシリーズ第2弾。ゲーム中は一部を覗いてサイドビューの横スクロールで描かれているほか、マップ上でシンボルエンカウントで敵に遭遇したり、経験値によるレベル上げがあるなど、ゼルダシリーズの中でも異色の作品に仕上がっています。ジャンプ突きや下突きなどリンクのアクションも多彩。
最終的に『THE LEGEND OF ZELDA 2』が冠されましたが、『リンクの冒険』がシリーズの中でも異色の存在になっているのは、もともと別の遊び方を模索していた、いわば“外伝”的なタイトルだったためだそう。
「サリアの町」「ルトの町」「ラウルの町」など、後の作品に登場するキャラクター名に採用された町の名前が出てくるのも興味深いところです。
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』はスーパーファミコン発売から1年後の1991年11月21日に発売された、シリーズ第3弾。2Dゼルダで最も人気のある作品の1つ。
初代と同じように見下ろし型の視点に戻り、光と闇の2つの広大な世界を行き来しながら冒険を進めていきます。
高低差のあるダンジョンが登場したり、マスターソードやビンなど今では定番となったアイテムもこの作品から登場しました。回転斬りやダッシュ斬り、ビーム攻撃など剣攻撃もより多彩に。
通常アクションも走る、体当たり、泳ぐといった動作のほかに、ものを担いで投げる、つかむ、引っ張るなど多くのアクションが登場しています。
多彩なアクションを使い分け、フィールドやダンジョンの謎を解きながらストーリーを進めていく、2Dゼルダの魅力が詰まった1本です。
番外 : ゼルダの伝説とコラボレーション
一部のソフトでは、『ゼルダの伝説』とのコラボレーションが実現。ゼルダシリーズにちなんだ衣装や武具、アイテムなどを手に入れることができます。たとえば以下のようなタイトルで、ゼルダコンテンツを見ることができます。
“オープンワールド RPG” というジャンルを代表する 1 本であるベセスダ・ソフトワークスの『The Elder Scrolls V: Skyrim』(ジ エルダー スクロールズ ファイブ スカイリム)。Nintendo Switch でも物語を自分で紡ぐ、自由な冒険を楽しむことができます。
『ゼルダの伝説』とのコラボレーションとして、リンクの装備が登場。『amibo ゼルダの伝説シリーズ』をタッチすると、リンクの服やマスターソードやハイリアの盾といったゼルダシリーズを代表する装備を入手することができます。原作リンクとは一味違ったゴツい体格の、筋骨隆々のリンクを見ることができます。
ディアブロ III エターナルコレクション
Blizzard Entertainment を代表する IP である、ハック&スラッシュ系アクションRPG『ディアブロ』シリーズの第3作目『ディアブロIII』が、本編に加えて拡張コンテンツも収録した『ディアブロ III エターナルコレクション』として Nintendo Switch に登場。携帯モードでもいつでもどこでも遊ぶことのできる、『ディアブロ III』の決定版です。
『ゼルダの伝説』コラボとして降臨するのは、リンク、ゼルダと並んでゼルダシリーズを代表するキャラクターの1人である「ガノンドロフ」。彼のアーマーセットが登場し、装備して完全に彼の容姿になってプレイすることができます(デザインのベースとなっているのは『トワイライトプリンセス』)。また「トライフォース」の肖像フレームや、ペットとして「コッコ」を使うことができるようになっています。
『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』は2017年にニンテンドー3DSで発売されたハンティングアクション『モンスターハンターダブルクロス』の Nintendo Switch 版です。スイッチ版はフルHD画質に対応しているほか、遊びやすさも改良。スイッチ同士でのローカル通信プレイや、3DS版も組み合わせて最大4人でのオンラインマルチプレイを楽しむことができます。
3DSとスイッチ間のセーブデータ相互移行にも対応。
多くのタイトルとのコラボコンテンツが配信されているモンハンシリーズ。『モンハンXX』では『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』とコラボしており、イベントクエストをクリアすることで勇者の装備を作ることができる素材を入手することができます。装備を作ったあとはリンクになりきってプレイ。
『ベヨネッタ2』は魔女ベヨネッタを操作し、銃と打撃を組み合わせた華麗な動きで戦うクライマックス・アクション『ベヨネッタ』シリーズの第2弾。ゼルダキャラクターを含む『amiibo』に対応しており、タッチすることで特別なコスチュームを手に入れることができます。
コラボコスチュームは初代『ベヨネッタ』にも収録。どちらの作品でも、原作をリスペクトしつつもベヨネッタらしくデザインされたリンクの装備で戦うことができます。
定番アクションレースゲームの最新作『マリオカート8 デラックス』では、Wii U 版で有料配信された追加コンテンツもまるごと収録。『ゼルダの伝説』からリンクがレーサーとして参戦しているほか、ゼルダの世界観にあわせたカートやバイクなども登場します。
また『amiibo』にも対応。タッチすると、リンクをモチーフとするレーシングスーツを入手することができます。
2D横スクロールマリオのコースを作って遊んで共有できる『スーパーマリオメーカー』の第2弾。前作で登場したドットマリオの容姿を変更する「キャラマリオ」システムは残念ながらなくなってしまいましたが、リンクに関しては発売後のアップデートにより、パワーアップした形で再登場が実現しました。
パワーアップアイテムとして「マスターソード」を設置することができ、取ることでリンクに変身。今回のリンクは見た目が変わるだけでなく、剣や盾、弓矢、バクダンといったおなじみのアクションを使って冒険することが可能に。さながら『ゼルダメーカー』としてコースを作り、遊ぶことができるようになっています。