カプコンの2014年3月期Q3業績、『モンハン4』など最新作が国内外で順調に推移し増収も減益に


 

カプコンの2014年3月期第3四半期業績が発表されています。2013年4-12月の売上高は752億2,100万円(前年同期比+3.5%)、営業利益は85億2,100万円(-13.4%)、純利益は59億5,700万円(-10.3%)でした。利益率の高いアミューズメント機器が前期比で大幅に減収減益となったことを受けて増収減益となっています。


増収に貢献した家庭用ゲームを含むデジタルコンテンツ事業は、売上高560億6,700万円(前年同期比+12.8%)、営業利益は69億1,900万円(-5.5%)でした。本編DL版の売上も好調だったDLC分野が、77億円を達成し、前年同期比で+133.3%、通期計画比110%と好調でした。

MH4をはじめ複数のミリオンセラー

ソフト販売では、旗艦タイトルである『モンスターハンター4』が国内累計400万本を突破したほか、欧米市場をターゲットにXbox One独占でリリースされた『デッドライジング3』が100万本、『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』も110万本を販売。PS3/Xbox 360『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』も順調に販売を伸ばし、『逆転裁判5』も概ね計画通りに推移しています。

デジタル分野でも『モンハン4』が堅調な売れ行きを示したほか、海外で発売された『ダックテイルズ』リマスターが予想以上のヒットを記録したと報告されています。

一方で『ロストプラネット3』は低調裡に終始と挽回できず。

オンラインでは多機種でサービスを展開する『モンスターハンター フロンティア G』が累計400万IDを突破して底堅く展開したほか、台湾市場で『鬼武者Soul』が人気ランキング1位を記録するヒットタイトルとなっています。ただモバイルコンテンツ全体ではヒット作不在で苦戦しています。

1-3月の見通しとしては、ヒットを記録した『』『』のリピートに注力するほか、ネイティブアプリとして『ストリートファイター バトルコンビネーション』や『モンハン いつでもアイルーライフ』等複数タイトルをリリース予定。また『モンハンF G』では積極的にイベントを実施していくということです。

2013年4-12月: 地域別販売本数

タイトル数

  • 33本

販売本数

  • 日本: 580万本(前年同期比+210万本)
  • 北米: 310万本(-90万本)
  • 欧州: 170万本(-90万本)
  • アジア: 20万本(-20万本)
  • 本編DLC: 360万本(+210万本)
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