Activision Blizzardの2013年度第4四半期業績と通期業績が発表されています。Non-GAAPベースによる10-12月期の売上高は22億7,200万ドル、通期では43億4,200万ドルで、前年同期比では落ち込んでいるものの、当初予想を上回る成績を収めました。営業利益はQ4が8億6,000万ドル、通期では13億5,500万ドルでした。
欧米市場の合算では、年間ベスト2位と3位、つまり『Call of Duty』と『Skylanders』フランチャイズを抱えるアクティビジョンは、据置・携帯のナンバー1パブリッシャーでした(関連トイ、周辺機器を含む)。
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CoD: Ghostsは10-12月期のトップセラー
欧米市場の合算を見ると、年間トップ10のうち4タイトルをアクティビジョンタイトルが占めました。第4四半期(10-12月)だけを見ても、欧米市場を合算した集計結果では『Call of Duty: Ghosts』が販売本数・金額双方でトップセラーとなり、年末に発売された両次世代プラットフォームにおいても、販売本数・金額双方でトップセラーとなりました。また、年間9位には『Call of Duty: Black Ops II』も販売本数・金額双方でランク入りしています。
Skylandersは累計20億ドルを生成
関連トイや周辺機器を含む『Skylanders Giants』は欧米ゲーム市場で年間4位の売上金額を生成。また最新作『Skylanders SWAP Force』は6位の売上金額でした。2013年12月末までの世界累計販売金額は20億ドルを越え、約1億7,500万個の関連トイが販売されています。
北米PCゲームではブリザードの『StarCraft II: Heart of the Swarm』が年間トップセラータイトルとなりました。また『World of Warcraft』は780万人のサブスクリプション登録者を抱えるナンバー1MMORPGでした。
プラットフォーム別売上高では、マイクロソフト、ソニー向けが拡大。PCやWii/Wii U向けは大きく減少しています。
2013: プラットフォーム別売上内訳(Non-GAAP)
- オンラインサブスクリプション – 8億500万ドル(前年比-25%)
- PC – 3億1800万ドル(-55%)
- PlayStation(PS2, PS3, PS4) – 9億4900万ドル(+5%)
- Xbox(Xbox 360, Xbox One) – 11億1,100万ドル(+9%)
- Wii, Wii U – 2億800万ドル(-25%)
- その他 – 6億2,800万ドル(-10%)
- ディストリビューション – 3億2,300万ドル(+6%)
2013: 地域別売上内訳(Non-GAAP)
- 北米: 23億600万ドル(前年同期比-8%)
- 欧州: 17億1,900万ドル(-14%)
- アジア: 3億1,700万ドル(-34%)