セガサミーホールディングスは2021年2月12日、2021年3月期第3四半期決算(2020年4月〜12月)を発表。巣ごもり需要を背景に家庭用ゲームを含むコンシューマ分野が数字を伸ばしています。
2021年に30周年を迎えるソニック関連タイトルは2020年4−12月に約370万本を販売。約360万本の『Total War』を上回り、最も売れたフランチャイズでした。
セガサミーホールディングスとしては売上高25%減の2,102億円、営業利益は52%減の135億円、経常利益51%減の126億円、純損益は62億円の純損失を計上という厳しい決算となりましたが、コンシューマ分野は売上高14%増の1,024億円、営業利益82%増の309億円を記録。今期業績に大きく貢献しています。
新作では『Football Manager 2021』や『龍が如く7 光と闇の行方』(欧米版)、『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER』を発売。過去作のリピート販売も好調で、販売本数は 3,420 万本(前年同期は 1,933 万本の販売)を記録しました。なお 3,420 万本のうち、3,186 万本は欧米からもたらされました。
貢献したフランチャイズは『ソニック』や『Total War』『Football Manager』『ペルソナ』など。ソニックは『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』や『チームソニックレーシング』『ソニックジェネレーションズ』『ソニックマニア』が貢献したということです。
『ソニック ジェネレーションズ』は2011年に発売されたソニック20周年記念作品。PS3/Xbox 360/ニンテンドー3DS/PCで展開されました。ソニックは2021年で30周年を迎えることもあり、過去のアニバーサリータイトルを手に取るユーザーが多いようです。
コンシューマ分野にはF2P(スマホ・PC向けの基本プレイ無料ソフト)も含まれており、『Re:ゼロから始
める異世界生活 Lost in Memories』や『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』などの新作タイトルが好調でした。
ゲーム本編の売上高は426億円(うち新作138億円、リピート288億円)、F2Pは410億円、その他194億円となっています。