任天堂が10月30日に発表した2019年3月期第2四半期の連結業績は、『マリオテニス エース』が216万本、『ドンキーコング トロピカルフリーズ』が167万本のヒットを記録したNintendo Switch向けソフト販売が前年同期比91%増の4213万本となるなど好調で増収増益となりました。Switchハードは4%増の507万台でした。
売上高は4%増の3,889億円、営業利益は54%増の614億円、経常利益は32%増の919億円、純利益は25%増の646億円でした。
Nintendo Switch ハードウェアは前年同期比3.7%増の507万台を販売(国内114万台、米大陸200万台、その他193万台)して累計2286万台に。ソフトウェアは91.3%増の4213万本(国内715万本、米大陸1960万本、その他1538万本)を販売して累計は1億1,110万本。早くも1億本を突破しました。
7−9月の販売数は、Nintendo Switchハードが319万台(+9%)、ソフトが2417万本(+7%)でした。
年度目標に対する進捗率はハードが25.3%、ソフトが42.1%。ソフトはここからホリデー商戦向けに『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ / Let’s Go! イーブイ』と『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が控えており、また年明けも『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』がすぐに発売。達成はそう難しくはなさそうです。強力な自社ソフトが、ハードをどこまで引っ張れるか。
発売から8年目に入っているニンテンドー3DSは『進め!キノピオ隊長』や『メイド イン ワリオ ゴージャス』が発売。ハードウェア販売は65%減の100万台、ソフトウェア販売は55%減の627万本にとどまりました。
再販もはじまった『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』は合計369万台を販売しました。
デジタル売上高は72%増の391億円。これは主にNintendo Switchのパッケージ併売ソフトや追加コンテンツなどが貢献しています。『ドラガリアロスト』が配信開始となっているスマートデバイス事業は5%増の187億円でした。新作だけでなく、前期までに配信している『スーパーマリオ ラン』や『ファイアーエムブレム ヒーローズ』『どうぶつの森 ポケットキャンプ』も安定した人気を維持しています。
製品ごとの売上高
Nintendo Switch – 3056億9600万円*
ニンテンドー3DS – 281億1900万円
その他 – 353億1400万円**
スマートデバイス・IP関連収入等 – 187億6600万円***
その他(トランプ他) – 10億800万円
デジタル売上高 – 391億円****
*Nintendo Switch Online を含む
**ニンテンドー3DS、Nintendo Switch以外のゲームプラットフォームやamiibo、バーチャルコンソール等。
***スマートデバイス向け課金収入、ロイヤリティ収入等
****パッケージ併売ダウンロードソフト、ダウンロード専用ソフト、追加コンテンツ、Nintendo Switch Online等の売上高