Ubisoft が17日に発表した2018年3月期の通期売上高は前年を19%上回る17.3億ユーロで、当初目標としていた16.4億ユーロも上回りました。純利益は29%増の1.4億ユーロでした。Ubisoft 史上2番目のローンチを記録した『Far Cry 5』や復活を遂げた『Assassin’s Creed Origins』、高いエンゲージメントを維持する『Rainbow Six Siege』、Nintendo Switch 用ソフトとしてヒットした『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』、その他旧作のリピートも好調でした。

18年3月期のハイライト

  • Ubisoft 史上2番目に成功したローンチとなった『Far Cry 5』は、初週セールスが3億1000万ドルを突破(プレイヤー支出の総額)。
  • 『Assassin’s Creed Origins』は『アサシンクリード』シリーズとして最も優れた第4四半期パフォーマンスを見せた。
  • 『Rainbow Six Siege』の登録ユーザー数は3000万人を突破し、この第4四半期は過去最高となった。Six Invitational の視聴者数は約300%増加した。
  • 『The Division』の登録ユーザー数は2000万人を突破。
  • 『Ghost Recon Wildlands』は1000万人以上の登録ユーザー数。
  • 17/18第4四半期は、Ubisoft グループとして過去最高の同時接続ユーザー数を記録。
  • デジタル売上は前期比で38%増の10.0億ユーロ。総売上の58%を占めた。前期は50%だった。
    • 特にインゲームアイテムやDLC、シーズンパス、サブスクリプション等に対する支出の増加が顕著で、前期比59%増の4.8億ユーロを記録。モバイルも66%増加した。
  • 旧作のリピート販売は27%増の8.3億ユーロ。総売上の48%を占めた。


地域別販売では北米が最も大きなシェアを持つ47%。ヨーロッパが37%、その他地域が16%でした。直近3か月では北米が45%、ヨーロッパが35%、その他地域が20%となっています。

機種別販売ではPlayStation 4 が42%と他機種を圧倒。Xbox One は23%、PCは18%、Nintendo Switch は7%でした。旧世代機は2%、その他機種は8%でした。

スイッチ向けの主要ラインナップは『マリオ+ラビッツ』や『レイマン レジェンド』『Just Dance』といった、他機種で発売しているメインタイトルとは異なるカラー。バラエティに飛んだタイトルを保有する Ubisoft にとっては、多様性のある現在の市場環境はやりやすいかもしれません。

マリオ+ラビッツ キングダムバトル - Switch
マリオ+ラビッツ キングダムバトル – Switch
メーカー: 任天堂
発売日: 2018-01-18

2019年3月期は3つのAAAタイトル

2019年3月期の業績予想は、受注総額が20.5億ユーロ(18年3月期は21億ユーロ)、営業利益は4.4億ユーロ。4作の AAA タイトルで2300万本を販売した18年3月期と比較して、19年3月期は1作減少。3作の AAA タイトルで1900万本の販売を目指します。2タイトルはすでに発表されている『The Crew 2』と『The Division 2』。もう1本は未発表タイトルです。また『Skull & Bones』の発売が「もっと時間をかけて開発しプレイヤーへ魅力的な体験を提供する」ために、2020年3月期へと延期されています。

矢継ぎ早にソフトを発売し消費していくのではなく、じっくりと時間をかけて開発し、発売後も継続的にサポートしていく体制へとシフトしている最近のUbisoft。1本を長く遊んでもらうことで開発中のプロジェクトに時間をかけられるようになり、顧客に満足してもらえるクオリティで新作ソフトを投入。そしてそのソフトをまた長く遊んでもらい、サポートを続ける中で収益も伸びるという良いサイクルが生まれています。

当面は成長を見込めるとした上で、中国市場の拡大やeスポーツなど将来的な投資も続けていくとしています。

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