任天堂は12月4日、家庭用ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」を2019年12月10日より中国国内で発売することが決定したと発表しました。価格は2,099元(約3万2200円)。Nintendo Switch Liteの中国展開は今のところ未定。今回の発表ではアナウンスはありませんでした。
中国版Nintendo Switchは、本体セットに『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』が同梱されます。ソフトの基本価格は299元で、日本円だと約4,600円。
中国での販売は、中国における正規販売代理店契約を結んでいるテンセントが行います。
『Newスーパーマリオブラザーズ U デラックス』は当局から承認されたことが明らかになった最初の任天堂ソフト。今後、『マリオカート8 デラックス』や『スーパーマリオ オデッセイ』が予定されており、その他の任天堂タイトルも対応の準備が進められています。
また任天堂はテンセントと協力し、サードパーティータイトルの供給も目指します。インディータイトルの販売に向け、現地のデベロッパーとも協力して取り組んでいます。
中国でのNintendo Switchの発売について
当社が中国における正規販売代理店契約を結んでいるテンセント社(中国語名:騰訊控股有限公司; 英語名:Tencent Holdings Limited; 本社:中国広東省深圳市)より本日、Nintendo Switchを2019年12月10日に希望小売価格2,099元で発売する旨の発表が中国国内において行われましたことをお知らせいたします。
Nintendo Switchの中国販売について、テンセントは12月4日に新たな情報を発表するとしていましたが、発売日がアナウンスされました。
任天堂は中国でのビジネス展開について、2020年3月期の業績予想には見込んでおらず、また仮に期中に発売できたとしても、業績に大きな影響を与える規模にはならないだろうとしていています。
とはいえ、任天堂がこれまで上手くやってきたとは言えない中国市場へ、世界最大手のテンセントと組んで再挑戦。PCやスマホのオンラインゲーム主体の中国市場で、いつでも、どこでも楽しめるハイブリッドコンソールNintendo Switchがどう受け止められるか、家庭用ゲーム機市場が拡大するのか注目です。