任天堂、スマホ事業強化へサイゲームスと業務提携。共同で新作ゲームの開発・運営


 

任天堂は27日、スマートデバイス向けゲームアプリ事業において、Cygames (サイゲームス) と業務提携で合意したと発表しました。

グローバル市場でのスマホ事業拡大を推進するため、共同でゲームアプリを開発・運営します。2018年夏、Cygames が企画し、任天堂とサイゲームスが開発・運営する新作アクションRPG『ドラガリアロスト』を、日本や台湾、香港およびマカオ向けにリリース予定。また『ドラガリアロスト』は、任天堂グループのバックアップのもとで、北米や欧州での配信も計画されています。

任天堂は協業を円滑に進めることを目的として、Cygamesの発行済株式数の約5%を、主に Cygames 保有株式の第三者割当により取得します。

DeNA との協業で進められてきた任天堂のスマホ事業のビジネスをさらに拡大すべく、新たに Cygames とも業務提携。

売上高1兆円を回復した任天堂ですが、そのうちニンテンドースイッチが7534億円と71%以上を占めています。一方、スマホ・IR関連収入は393億円で、全体の4%弱にとどまっています。スマホ事業は家庭用ゲームへ顧客を呼び込む役割を担っていますが、携帯型ゲーム機のニンテンドー3DSのビジネスが縮小していく中で、スイッチへの依存を減らし、スマホ事業をもう1本の収益の柱へ早期に育てていきたい考えです。

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