『ポケモンGO』で集客効果、日本マクドナルドの7月は既存店売上高26.6%増


 

日本マクドナルドホールディングスが4日に発表した2016年7月度の既存店売上高は、前年同月と比較してプラス26.6%でした。増収となったのは2015年12月から8ヶ月連続。全店売上高もプラス22.2%を達成しています。客数を見ると前年同月比で9.8%、客単価は15.3%それぞれ増加しました。

マクドナルドは日本で7月22日より配信がはじまった『Pokémon GO (ポケモンGO)』とタイアップ。全店舗が、アイテムを入手する「ポケストップ」あるいは対戦を行う「ジム」としてゲーム内地図に表示されます。期間限定商品やその他のキャンペーン効果との相乗効果で、一連の品質問題で落ち込んだ業績からの回復を続けています。

『ポケモンGO』による集客効果は確かにあったようですが、広報によると「業績を押し上げているのは事実だが、どの程度かはまだ分析中」だそう。「22日以降はポケモンで売上高が10%近く押し上げられている」と話すフランチャイズチェーン店のオーナーもいるとか。

ゲーム目的の客がドリンクだけで長時間席を占有したり、混雑して食事目的の客が店を利用できないといった懸念もあったものの、今のところそうしたトラブルは起きていないとのこと。「ポケストップ」や「ジム」のチェックは店の外からでも行えますしね。マクドナルドはこのところ回復基調が続いていたので、『ポケモンGO』が無くてもプラスの数字が続いていたかもしれませんが、広報の方が言うように集客効果は確かにあるようです。


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