任天堂は30日の「経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会」の中で、これまで物理的なデバイスを指していたゲームプラットフォームの定義を、今後はニンテンドーネットワークIDで一元管理していくことにより、NNIDを通じた繋がりを任天堂プラットフォームであると再定義していくと表明しました。


「将来の新ハード発売時には、一から普及台数を積み上げるという形ではなく、NNIDを通じてユーザーとの繋がりを維持していきたい」と語る岩田社長。

デバイスと紐付けされる部分もあり、完全なアカウント制ではないにせよ、Wii Uではローンチから、昨年12月からはニンテンドー3DSでもNNIDが導入されました。デバイス単位の管理からアカウント単位での管理に、任天堂プラットフォームも移行し始めています。

ゲームハードは新しく出る度にリセットして仕切り直しになる課題がありましたが、アーキテクチャ統合と合わせてこれが改善されていきそうです。

ビデオゲーム専用機のハード・ソフトの売り方も変化

また岩田社長は、プラットフォームの定義をデバイス単位からNNIDを元にするアカウント単位に変える事で、30年前のゲームハード誕生時から大きく変わっていないハード・ソフトの売り方も変えていきたいとコメント。

数万円でハードを買い、数千前後のソフトを買い切り購入する。シンプルで分かりやすい販売スタイルが定着していますが、このモデルが今後もこれまで通り機能し続けることは期待してはならないと認識しているとのこと。

任天堂が提案する「プラットフォームの再定義」が実現すれば、NNIDのアカウント単位でユーザーの行動を分析することができ(例えばソフトの年間購入本数など)、特定条件を満たすユーザーへ向けてソフト価格を柔軟に変化させることができます。

例としては、

  • 遊べば遊ぶほどソフトが安く楽しめる
  • 友達同士で誘い合って、一緒にゲームを始める

があり、一つ一つのソフトのプレイ数が増えたり、一緒に遊ぶゲーム仲間が増えることが期待でき、プラットフォームをアクティブな状態に保つ事につながります。そうすることでそのプラットフォーム上のソフトが注目されやすくなり、より多くのソフトで遊んでもらえるようになる好循環に繋がっていくと。

ユーザーは出費を大きく増やすことなくもう1本もう2本とより多くのソフトを楽しむ事ができ、プラットフォームの稼働率が高まることでメーカー側もメリットを享受できる新しい販売方法を目指していくとのこと。

これらは中期的な展望ですが、Wii Uでは実験的な取り組みを早期にはじめたいと考えているそうで、Wii Uを通じて何らかのアプローチを見ることができそうです。

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