任天堂、ハード・ソフト一体型プラットフォームは今後も経営の中核

任天堂の岩田社長は30日、今後の展望について述べた「経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会」の冒頭で、任天堂が今後も変えないこととして、「ハード・ソフト一体型のビデオゲーム専用機プラットフォームを経営の中核とする」考えを改めて強調しました。


岩田社長は、任天堂はビデオゲーム専用機プラットフォームの未来を決して悲観しているわけではないと話し、これまでのように将来の新ハードの研究開発に投資していることや、他プラットフォームに軸足を移すことは考えていないとしています。

ハード・ソフトを一体で提案するからこそ、ニンテンドーDSの2画面タッチスクリーンや、WiiにおけるWiiリモコンやバランスWiiボードのような提案ができたと岩田社長。一方で、花札の製造販売からスタートした任天堂は現在、世界的なビデオゲームメーカーであり、「娯楽」を幹として時代の中で変化してきた会社でもあります。ビデオゲーム専用機のプラットフォーム展開を今後も続けていく上で、従来通りの部分と、時代に合わせて大胆な変化を取り入れていく部分とのメリハリをつけていくことになります。

また、故山内前社長の「娯楽は他と違うからこそ価値がある」という考え方も引き継がれます。他社と同じ方向性で体力勝負をしたり、流行を後追いすることはせず、いかに競争相手のいないブルーオーシャンを発見し、そこで新しい提案をして市場を創出していくことに向き合うかを中長期で目指していく事を、これからも変わらず大切にしていくとのこと。

「娯楽は他と違うからこそ価値がある」という考えは、「任天堂」の社名が持つ意味や、座右の銘として知られる「失意泰然、得意冷然(しついたいぜん、とくいれいぜん)」と並んで、山内イズムの1つとして紹介される言葉。任天堂の独創性が活きた製品の登場を期待したいところです。

  • 任天堂……運を天に任せて、与えられた仕事に全力で取り組む
  • 失意泰然、得意淡然……運に恵まれないときは泰然と構えて努力せよ。運に恵まれたときは運に感謝して、冷然と努力せよ

ただし、プラットフォームホルダーとしては、特に海外ソフトメーカーのタイトルが付いてきていないので、変化球だけではない部分も見せてもらいたいところです。

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