アップルのイベントにて発表された『SUPER MARIO RUN(スーパーマリオラン)』。スマホ向けに初めて登場するマリオの新しいアクションゲームですが、本作の開発体制などの情報が、任天堂のクリエイティブフェローを務める宮本茂氏から明らかにされています。

TIME とのインタビューで宮本茂氏はまず、『スーパーマリオラン』が、任天堂が以前から話している2016年度内に配信予定タイトルの1つであることを確認。

そして開発体制ですが、家庭用の『スーパーマリオ』を手がける手塚卓志氏らによる任天堂のマリオチームが中心となって、開発を進めていると明らかにしました。プロデューサーは、マリオの生みの親である宮本茂氏。カスタマイズ要素などの開発協力・運営協力にDeNA。

横スクロールマリオをよく知る任天堂の開発チームのメンバーによって、モバイルデバイス向けに最高の横スクロールマリオが開発されているそうです。

より幅広い層に遊んでもらえる、新しいマリオ

マリオは一般的に、シンプルな誰もが楽しめるアクションゲームであるものの、Bダッシュをしながらのジャンプといった複数のアクションを組み合わせるテクニックを難しいと感じるユーザーも存在。

ゲームを遊ぶことを主目的としないモバイルデバイスでマリオを開発するにあたっては、片手で遊べることを前提に「いかにしてマリオのシンプルさという本質的な部分を残しながら、モバイルデバイス上で表現するか」というアプローチが取られました。

その結果、走り続けるマリオを操作するこの形が採用。ただ従来とは操作方法が変わったとはいえ、ジャンプアクションの類のチャレンジングな要素は健在で、ユニークなマリオになったと宮本氏。他ユーザーの記録にチャレンジする競争要素も入っています。

My Nintendo を介して、任天堂ハードやアプリと連携

任天堂のスマホ事業は、そこでのビジネスはもちろんのこと、最終的に任天堂の家庭用ゲーム機へユーザーを連れてくることも目的の1つとしてあります。

宮本氏によると『スーパーマリオラン』が任意の任天堂ハードや『Miitomo』等のアプリと直接連携する計画は今のところ持っていないようです。

ただし任天堂には会員プログラム「My Nintendo」があり、このシステムを介した連携、たとえばフレンドリスト等のデータを用いるといった要素は含まれるということです。

あるいは作ったキノコ王国のデータを使って、任天堂ゲーム機上で何かしらのことを行うアイデアも。『スーパーマリオギャラクシー2』の「星船マリオ」をパワーアップさせたような仕組みを、任天堂ハードで将来発売されるだろう『スーパーマリオ』新作で見られる?

『ポケモンGO』のように、マリオゲームの売上増を期待

また直接の連携はなくとも、任天堂のゲーム機にポジティブな影響をもたらすことは考えられます。

『ポケモンGO』では、名前は知っていてもこれまでポケモンで遊んだことが無かっただろう人たちが、ポケモンたちと出会ううちにオリジナルのポケモンゲームに興味を持ち、旧作の売上が上昇するといった現象も起きました。

任天堂や宮本氏は『スーパーマリオラン』がきっかけとなって、マリオゲームでも『ポケモンGO』と似たようなことが起こりうるのではないかと期待しているそうです。

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