EAの2015年10-12月期、『STAR WARS Battlefront』が累計1300万本突破など事前予想を上回る決算に


 

Electronic Arts(EA)が発表した2016年3月期第3四半期(2015年10-12月期)の決算は、売上高は10億7000万ドル(前年同期比▲4.9%)、4500万ドルの純損失(前年同期は1億4200万ドルの黒字)でした。売上高は予想を若干下回ったものの、損失額は予想より縮小。

Non-GAAPベースでは売上高18億300万ドル(+26.2%)、純利益は5億9600万ドル(+53.6%)で、いずれも予想を上回りました。

目標が上振れしていた『STAR WARS Battlefront』は、大ヒットしている映画の勢いも手伝って、設定し直された年度目標をも突破。累計1300万本出荷を前倒しで達成しています。

主なハイライト

  • EAは2015年、西洋のPS4とXbox One市場においてNo.1パブリッシャーだった。『Madden NFL 16』はアメリカ市場におけるNo.1スポーツタイトルに、またヨーロッパ市場では『FIFA 16』が全ジャンルのNo.1に輝いた。
  • 『Need for Speed』はQ3において、前作の2倍以上となる月間アクティブ数を記録。『Battlefield 4』や『Battlefield Hardline』は合計1億5000万時間以上遊ばれた。
  • 『FIFA』や『Madden NFL』、『Hockey』のアルティメットチームの売上高(Non-GAAPベース)は、全体で前年比13%アップ。為替変動の影響を除いくと22%アップ。
  • 『STAR WARS Battlefront』は年度目標として掲げた1300万本出荷を早くも達成。

家庭用ゲーム機向けデジタルコンテンツ販売が好調

デジタル販売は8億700万ドルで前年同期比16%増加。中でも家庭用ゲーム機向け販売が好調で、24%増の4億6300万ドルと大きな割合を占めています。モバイル向けは1億6200万ドルで17%増。PCその他はほぼ横ばい。1%増の1億8200万ドルでした。

販売ジャンルの内訳を見ると、最も規模の大きい追加コンテンツは15%増で3億6000万ドルを販売。それに続くゲーム本編は39%増の1億9500万ドルでした。モバイル向けは1億6200万ドル、サブスクリプションや広告その他からの収入は10%減少して9000万ドルでした。

1-3月期、通期見通し

『Plants vs. Zombies Garden Warfare 2』『EA SPORTS UFC 2』『Unravel』のローンチが含まれる2016年1-3月期の見通しは、売上高12億7500万ドル、純利益4億8300万ドル(1株当たり利益1.46ドル)。Non-GAAPベースの売上高は8億7500万ドル、純利益は1億3000万ドル(1株当たり利益0.40ドル)。

2016年3月期通期は売上高43億6300万ドル、純利益7億4000万ドル(1株当たり利益2.23ドル)。Non-GAAPベースの売上高は45億1700万ドル、純利益は9億8700万ドル(1株当たり利益3.04ドル)の見通し。

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