2015年クリスマスプレゼント人気、親から子へは「知育玩具」が初の首位。13年連続1位の「ゲームソフト」抜く


 

バンダイは26日、11月6日から8日にかけて行った2015年の「今年のクリスマスに関する意識調査」結果を発表。親から子へのクリスマスプレゼント内容では、昨年まで13年連続でトップだった「ゲームソフト」を抜いた「知育玩具」が初めて人気1位となりました。

知育玩具が初の1位になるなど、頭を働かせる玩具が人気に

「知育玩具」は前年から0.4ポイントアップの13.5%を獲得。ここ数年ゲームソフトに続く人気を獲得していた知育玩具ですが、ポイントを伸ばした今年は初の首位に。

回答者からは、「知育につながるものを選びたい」「脳に良いものがいい」というコメントに加えて、「子どもが喜ぶものを贈りたい」というコメントも寄せられたとのこと。「知育玩具」は、親の視点から与えたいカテゴリの商品であるだけでなく、子供たち自身も欲しがっているということで、親子それぞれが望む商品となっているようです。

ゲームソフトの連続1位は13年でストップ

「ゲームソフト」は7.4ポイントダウンして13.1%。定番のクリスマスプレゼントとして昨年まで13年連続でトップ人気でしたが、今年は2位に。子どもに訴求する人気タイトルが今年は乏しい事も影響していそう。

3位「ぬいぐるみ・人形・フィギュア・ロボット」が10.4%を獲得。昨年と比較して最も支持が伸びたのは、6.5%を獲得した6位の「ブロック・パズル」。昨年は2.6%の11位で、3.9ポイント、5ランク順位を上げました。

「なお、親が子供の頃にもらって嬉しかったプレゼント」は「ぬいぐるみ・人形・フィギュア・ロボット」が18.3%で1位。2位は「ゲームソフト」(11.1%)、3位は「ゲーム機」(11.0%)でした。

クリスマスプレゼントの予算:平均予算は減少も1万円以上の高価格帯が増加

クリスマスプレゼントの平均予算は6512円で、昨年の6905円より393円減少。価格帯としては5000円以上6000円未満が最も多い48.0%を構成。1万円以上1万5000円未満が18.3%、3000円以上4000円未満が12.3%で続いています。昨年の最高額は25万円でしたが、今年は10万円が最大でした。

平均予算は下がりましたが、1万円以上の予算を組んでいる家庭は23.0%。昨年の21.6%から1.4ポイント増加しています。

親が望む子供からのクリスマスプレゼント:健康を願う親の想いが感じられる結果に

最後のトピックは「親が望む、子どもからのクリスマスプレゼント」。もし、子どもからクリスマスプレゼントをもらえるとしたら何が欲しいかという質問ですが、その回答は「笑顔でいてほしい」や「健康でいてほしい」というコメントが最も多かったそうで、子どもの健康を願う親の想いを感じられる結果に。その他には、「お手伝い券」や「マッサージ券」など、お金をかけずに子どもが率先してできるものを挙げたコメントも多かったとのこと。

少数回答としては「早寝早起き」や「歯磨き頑張る券」など、生活の一部が垣間見られるユーモアのあるものや、「母親と仲良くすること」「兄弟喧嘩せず仲良く」「パパ大好きという言葉」など、家族間のコミュニケーションを大事にしてもらいたい気持ちが伝わるコメントも見られたとのこと。「パパ大好きという言葉」は、なんだかお父さんの悲哀がにじむコメントとなっていますが。お父さん頑張れ。

バンダイは1995年4月より、現代の子供たちの実態をバンダイ流に解き明かしていこうという目的で「こどもアンケート」という調査を実施。「今年のクリスマスプレゼントに関する意識調査」もその中の1つで、0〜12歳の子を持つ親800人(*子どもと一緒に回答できる方)を対象に、11月6日から8日にかけて行われました。


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