香港2大アクションスター、ジェット・リーとジャッキー・チェンの初共演が話題となったアクション映画『ドラゴン・キングダム』。遂に実現した初共演映画で、これでもかとばかりに年齢を感じさせないスピーディーなアクションを魅せてくれます。ファンならずとも楽しめる娯楽作品。
伝説の如意棒と共にアメリカ・ボストンから不思議な世界へと飛ばされた青年ジェイソン。彼は危ないところを酔拳の達人ルー・ヤンに助けられ、共に如意棒を孫悟空の元へ返す旅に出た。悟空の敵であるジェイド将軍の妨害に会いながらも道を進んでいく一行。そんな彼らのもとに謎の僧侶サイレント・モンクが現れ、如意棒を奪い去ってしまう。ルー・ヤンはサイレント・モンクを追走、やがて2人は激しい戦いを演じ始め……。
ジャッキーが演じるのは、ルー・ヤンという酔拳の使い手。登場して、酔拳を披露したときには「うぉぉぉ!」と興奮してしまう。だって酔拳と言えば、ジャッキー映画でもベストに上げられることの多い『酔拳2』があるじゃないか。今でもたまにテレビで放送されるけれども、あの動きには惚れる。そしてその酔拳を、よりによってジェット・リーとの共演作に持ってくるなんて。制作陣分かってるなあ。
ジェット・リーはサイレント・モンクで、超強い。寡黙で真面目、そして強いという、ジェット・リーお得意の役。少林寺を彷彿とさせる坊主頭だし。この作品では結構おちゃらけたというか、笑顔も見せてくれる。
ヒロイン役のリュウ・イーフェイさんはすごく美人というわけではないのだけど、とても可愛いです。アジアンビューティーっていうのかなこういうの。素敵な女性ですね。
中盤には、ファンの期待に応えるジャッキー対ジェット・リーという場面がしっかりと時間かけて撮られていて、そこだけをずっと見ていたくなる思いにかられる。もうね、たまりません。もっと見たかったなあ。速すぎてNGが出たというほどの殺陣シーンは必見です。速すぎてってなんだよっていう。むしろ本来の速さで見せて欲しいと思うファンが多いんじゃないだろうか。
ストーリーとしては西遊記をモチーフにした王道というか、とても分かりやすいものなので、まあ居ないだろうけどそこに期待する作品ではありません。あくまでもジャッキー・チェンとジェット・リーのアクションに酔いしれる、そういうアクション映画です。そしてヒロインのリュウ・イーフェイ や白髪魔女のリー・ビンビン可愛いなあと。
欲を言えばボスが少し物足りないというか、ここでアンディ・ラウ級の人が出てきたらもっと盛り上がったかもなと思うのだけれど。
アクション監督にジャッキーやジェット・リーをよく知るユエン・ウーピンっていうのもまたファンの期待に応えた作品になった要因の1つかもしれませんね。監督のロブ・ミンコフのカンフー映画に対するリスペクトもあって、見事なカンフーエンターテインメントムービーに仕上がりました。
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