リュック・ベッソン製作・脚本、ジェイソン・ステイサム主演のの人気シリーズ第3弾。その場のノリで自ら課したルールを次々と破っていく運び屋フランク(ジェイソン・ステイサム)が、今回も請け負った仕事でトラブルに巻き込まれてしまいます。
リュック・ベッソン関連作品の女性に清楚さを求めるのは難しいとして(扱いも雑だ)、今回はヒロインがビッチな感じ。彼女の首の後ろに入った「安」というタトゥーは「安い」女のイメージしか湧かなかったなあ。「安らぎ」の「安」?あれは要らなかったんじゃないかな。他国の人から見るとどう感じたのかな。ナタリア・ルダコーワのそばかす顔&ボブヘアは個人的には嫌いじゃないというか好きな方でしたけど。
殺陣のシーンはこれまでのシリーズ以上にスピード感が増してキレキレに見えるけど、カメラが頻繁に変わって慌ただしい。小道具の使い方もイマイチでしたね。これは戦う場所も悪かったかなあなんて思う。そろそろジェイソン・ステイサムも格闘パートには慣れているように見えるので、もっと高い要求にも応えてくれるはず。
せっかくアクション監督がコリー・ユエンなんだし、ガツンと派手な格闘シーンを見せてもらいたかったですね。せっかくアクションをこなせる俳優なのだからもっと魅せてくれ。
車から20m以上離れたら爆発する爆弾を腕に取り付けられているというのに、この設定が出てくる箇所が殆どなくて、あれれ。大事な所では思い出したかのように出てくるけどさ。カーチェイスは直線を延々と走っているだけにしか見えなかったし、テクニカルなものはほぼ無くて、消化不良。残念。
僕が期待しているマーシャルアーツの山場は結構早い段階で来てしまって、あれれ?と思っていたら音楽で救われた。Birdy Nam Nam の Trans Boulogne Express って曲で、バキバキなエレクトロ!格好いい-。
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