楽天は2023年10月23日、子会社の楽天モバイルが申請していた携帯電話向けに電波がつながりやすい「プラチナバンド(700MHz帯)」について、総務大臣より認定を受けたと発表しました。
認定にともない楽天モバイルでは、700MHz帯を活用したモバイルネットワークの構築を開始。より高品質な通信環境の実現を目指していくとしています。
楽天モバイル独自のネットワーク技術および既存の基地局サイトを生かし、コストを抑えた効率的な基地局開設を行っていくとも。
プラチナバンドの獲得により今以上に繋がりやすくなり、建物内で突然圏外になるなどする事象が減ることが期待されます。楽天は発表で「各種準備作業日程等を考慮し期日を設定しているが、できるだけ早期の運用開始を目指して準備を進めてまいります」としています。
苦戦が続く楽天モバイルですが「Rakuten最強プラン」の投入をきっかけに低迷傾向に歯止めがかかり、足もとでは契約者数は増加に転じています。無料切り捨てにより契約者数は一時450万件を下回りましたが、2023年6月末時点では481万件まで回復しました。
楽天モバイルの苦境が続いていることで、楽天の他グループサービスの改悪(割引率低下、ポイント還元率低下など)も目立っています。楽天モバイルのサービス向上はもちろんですけれど、楽天モバイルの営業成績が上向いた暁には楽天グループのサービスも回復してもらいたいところ。