最も早くウィークリーチャート(パッケージ版のみ、ダウンロード版は含みません)が公開となる UK 市場。10月20日に発売となった 2D 横スクロールのマリオ最新作『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は初週 2 位となったことが明らかになりました。
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は 2009 年に Wii で発売され累計では世界 3,000 万本を超える大ヒットを記録した『New スーパーマリオブラザーズ Wii』の初動をわずかながら上回っており、英国史上最大の 2D マリオタイトルのローンチとなりました。
3Dマリオを含む歴代マリオ本編のローンチとしては 2017 年の『スーパーマリオ オデッセイ』や 2020 年の『スーパーマリオ 3D コレクション(Super Mario 3D All-Stars )』に迫る規模での 3 位だったということです。全体では2023年発売ソフトの中で5位の出足。
一般的にマリオタイトル、特に 2D マリオの場合、英国ではスロースタートでより長期的に売れる傾向にあるのだそう。
たとえば今年前半の任天堂のヒット作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』と比べると『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の初動は 62% 少ない規模となっています。しかしながらこれまでの傾向が変わらないのであれば『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は少なくとも今後数か月は、好調なペースで売れ続けると見られます。
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『スパイダーマン2』が初週1位を獲得
今週は SIE から PS5 向けに『Marvel’s Spider-Man 2』が発売。『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』を上回り初週1位を飾りました。2月に発売されたPS5版『Hogwarts Legacy』を5%上回り、PS5向けパッケージソフトとして今年最大のローンチを記録しています。SIE ファーストタイトルとしては昨年発売されPS史上最大規模となった『God of War Ragnarok』を3%下回っているとのこと。ただし『God of War』が水曜発売だったのに対して『Spider-Man 2』は金曜発売でした。またパッケージ版のみの数字であり全体の数字はデジタル版の売上を考慮する必要があります。
スパイダーマンシリーズとしてみると『Spider-Man 2』は2020年に発売されたPS5/PS4ソフト『Spider-Man: Miles Morale』を41%上回っています。また2018年発売の初代『Spider-Man』と比較すると『Spider-Man 2』は38%下回っています。ただし近年、デジタルダウンロードが急速に伸びているため単純比較はできません。
『Spider-Man 2』は今年発売されたタイトルとしては『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』『EA SPORTS FC 24』『Hogwarts Legacy』に次ぐ第4位の初動規模を記録しています。
『ソニック』は4位デビュー
今週はもう一作品、セガから 2D ソニックシリーズの最新作『ソニックスーパースターズ』が発売されています。ソニックは初週4位でのデビュー。マリオとがっちり競合するタイミングで発売となりましたが、吉か凶か。プラットフォーム別の売上シェアは Nintendo Switch 版が 49% を占めており、次いで PS5 が34%、Xbox が10%、PCが6%だったということです。
ソニックは 3D 系の方が相対的に人気が高く、『スーパースターズ』のローンチは昨年の『ソニック フロンティア』を 63% 下回りました。
英国 トップ10
10月15日〜10月21日週のトップ10は以下の通りです。
- (–) Spider-Man 2
- (–) スーパーマリオブラザーズ ワンダー
- (1) EA Sports FC 24
- (–) ソニックスーパースターズ
- (2) Assassin’s Creed Mirage
- (7) マリオカート8 デラックス
- (6) Red Dead Redemption (Remaster)
- (9) Hogwarts Legacy
- (10) Minecraft (Nintendo Switch)
- (–) Nintendo Switch Sports