【povo2.0】基本料金0円からに刷新、サービス内容詳細や利用する際の注意点


povo2.0 はじまる

 

KDDI と沖縄セルラーは2021年9月13日、au のオンライン専用ブランド「povo」にて月額基本料 0 円から利用可能な「povo 2.0」を9月下旬からサービス提供開始すると発表しました。

ライフスタイルにあわせ、データ容量や通話かけ放題など 10 種類のトッピングを自由に選べるプランです。

なお「povo2.0」の開始に伴い、現在提供されている料金プラン名称は「povo1.0」に変更。「povo2.0」開始にともない新規受付は終了となります。現在「povo1.0」に加入中の場合は引き続き利用可能です。

「povo2.0」への変更を希望される場合は、手続きが必要となります。

  • auのオンライン専用ブランド「povo」は基本料金 0 円から利用できる“2.0”に移行
  • 通話やデータ、コンテンツなど10種類のトッピングから自由に選べる
  • 現在提供中の「povo1.0」は新規受付終了へ

月額基本料 0 円から開始の「povo2.0」

「povo2.0」は基本料 0 円のベースプランを契約した上で、通話かけ放題などの「通話トッピング」、実質 20 GBが1,967円 (税込2,163円)/月で利用できる60GB (90日間) など 6 種類の「データトッピング」、「DAZN」や「smash.」が一定期間データも含めて使い放題になる「コンテンツトッピング」などを、必要な時にいつでも自由に購入し利用できるプランです。

「povo2.0」ベースプランの内容は以下の通りです。ここに好みのトッピングを追加していくことになります。

povo2.0 ベースプランの内容

  • 月額基本料金 : 0 円(180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となることがあります)
  • 月間データ容量 : 0GB(トッピングによるデータ容量の追加などがない場合、通信速度は送受信最大128kbpsとなります)
  • 国内通話料 30秒あたり20円 (税込22円)
  • 国内SMS利用料 : 送信 1通あたり3円 (税込3.3円) [70文字まで] / 受信 無料

データトッピング

「データトッピング」では、固定されたデータ容量を月単位で利用するのではなく、ユーザーが利用したいタイミングで必要なデータ容量を購入し、使い始めることができます。30日だけでなく7日間の短期や90日間・180日間といった長期のトッピングも選択可能。

60GB(90日間)を購入すると、実質 20GBを1か月あたり2,163円(税込)で利用できることとなり、povo の基本プラン「20GBで2,728円(税込)」よりも安価に利用できます。

データトッピング 種類

  • 1GB : 390円 [7日間]
  • 3GB : 990円 [30日間]
  • 20GB : 2,700円 [30日間]
  • 60GB : 6,490円 [90日間]
  • 150GB : 12,980円 [180日間]
  • データ使い放題 24 時間* : 330円 [24時間]

*ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなど負荷の高いコンテンツを長時間利用すると、通信速度が制限される場合があります。

通話トッピング

「通話トッピング」ではこれまでの povo でも提供されている「5分以内通話かけ放題」(550円(税込))と「通話かけ放題」(1,650円(税込))をトッピング可能。音声通話中心での利用であれば、ベースプランにこれら通話トッピングだけ追加する使い方もできます。

コンテンツトッピング

「コンテンツトッピング」は対象のコンテンツサービスを使いたい期間だけ利用できるようになるトッピング。さらにさらにそのコンテンツはデータ通信が使い放題。まずはスポーツ配信の「DAZN」は「DAZN使い放題パック (7日間)」、音楽、ドラマ、アニメ、バラエティなどを楽しめるバーティカルシアターアプリを利用できる「smash.使い放題パック (24時間)」が用意。

観たいスポーツがある週だけ DAZN を契約する、休日だけsmash.で音楽コンテンツを観るといった利用スタイルが実現します。

なおプロキシサーバを介した通信、VPN (Virtual Private Network) を利用しているなどの理由により、対象コンテンツのデータ使い放題の対象とならない場合があります。またネットワークの混雑時など通信速度が制限される場合があります。

povo(povo1.0)とのサービス内容の比較

現在提供されている「povo」(povo1.0)と「povo2.0」のサービス内容を比較すると、ざっくり次のようになります。

povo1.0povo2.0
月額基本料金2,728円0円
データ容量20GB0GB
超過後の速度制限最大1Mbps最大128kbps
国内通話22円/30秒
SMS送信 : 3.3円/1通
受信 : 無料
通話トッピング
5分以内かけ放題550円/月
通話かけ放題1,650円/月
データトッピング
1GB550円
(31日間)
390円
(7日間)
3GB990円
(30日間)
20GB2,700円
(30日間)
60GB6,490円
(90日間)
150GB12,980円
(180日間)
データ使い放題24時間220円
(24時間)
330円
(24時間)
#ギガ活
コンテンツトッピング
DAZN760円
(7日間)
smash.220円
(24時間)
サポートトッピング
スマホ故障サポート830円

povo2.0 の最大の特徴は、基本料金に含まれるデータ容量を 0GB とし、ユーザーが使いたいデータ容量をトッピングから選択する方式への変更です。現在の povo(povo1.0)は20GBが含まれており、不足分を補うかたちでトッピング(追加)を行いますが、povo2.0 ではユーザーが自分で欲しい分だけ選択します。

また povo2.0 から新たに、DAZN と smash. の見放題を「コンテンツトッピング」として追加できるようになりました。DAZN は通常 1か月単位での契約となりますが、povo2.0 の「コンテンツトッピング」であれば観たい試合がある週だけ契約が可能です。

Netflix や Hulu、U-NEXT などその他動画配信サービスの追加も期待されます。

13歳以上から契約可能に

povo は現状、20歳以上のでないと契約できませんが、povo2.0 からは13歳以上であれば契約可能になります。

povo2.0 の注意点・気になるところ

ずっと0円運用することはできない

月額基本料金が 0 円となる povo2.0 ですが、ずっと 0 円のまま利用することはできません。180 日間以上有料トッピングの購入などがない場合は、利用停止となったり、最悪の場合は契約解除となることも。塩漬け状態で契約を続けることはできません。

この点は「Rakuten UN-LIMIT VI」で 1GB まで 0 円としている楽天モバイルも同様で、「連続する 180 日間において全く使用されていない場合」には、事前予告の上、利用停止となる場合があります。

データトッピングの有効期限が切れたらどうなるのか?

「povo2.0」は基本無料のベースプランを契約し、そこへ自分好みのトッピングを重ね利用します。プリペイド式携帯のようなかたちで利用することになりますが、トッピングの有効期限が切れてしまったり、使わないままでいるとどうなるのでしょうか。

KDDI によると、povo アカウントで最後に購入した有料トッピングの有効期限の「翌日から180日間」は回線を継続利用可能です。この間に新たに有料トッピングや通話料の利用(660円以上)があれば、回線停止の対象から外れ、利用を続けることができます。有料トッピング購入など履歴がない場合は順次、利用停止または契約解除となる場合があります。また別途所定の手数料等の費用がかかる場合あります。

利用実態がないときにまず利用停止となり、そこから 30 日以内に新たなトッピングの購入がなされない場合に契約解除が実行される、場合があります。回線の利用停止・契約解除は、それぞれが実行される場合は事前に povo アカウントのメールアドレスとSMSに通知されます。

最後のトッピング購入から 180 日以内に何らかの有料トッピングを新たに購入するか、もしくは通話・SMSを 660 円以上利用することで利用停止を回避可能だということになります。

今のところ最も安価なトッピングは「smash.使い放題パック(24時間)」の220円。または「データ使い放題(24時間)」の330円もあります。

データ使い放題24時間が値上げ

この日は動画をたっぷり観たい!なんてときは、povo ではデータトッピングから「データ使い放題24時間」を選択すると、月のデータ容量を消費せずに利用することができました。使い放題で人気のトッピングだったわけですが、povo2.0 ではこの「データ使い放題24時間」の料金が 110 円値上げされて 330 円に。

au契約者向け特典・優遇の提供が終了

povo のサービス開始時、KDDI は当面の間、「au PAY マーケット」での買い物によるau利用料金割引など auユーザー向け特典を、au 契約者と同様に提供するとしてきました。

[nlink url=”https://t011.org/mobile/180292.html”]

この特例措置が povo2.0 では終了します。

povo1.0povo2.0
着信転送サービス
家族割プラスカウント対象割引/カウントの対象外
auまとめトーク割引対象割引対象外
故障紛失サポートauから移行の場合、継続可能。継続不可
auかんたん決済
(予定)
auでんきポイントで割引
(au IDの統合手続きが必要)
auじぶん銀行の住宅ローン
auモバイル優遇割
au PAYマーケット
auご利用料金割引プログラム
au自動車ほけん
auユーザー向け割引特典
auのiDeCo
auユーザー向けポイント特典
安心ナビ
auポイントプログラム
ステージ制

(毎月10スコア)
LINEの年齢認証サービス

povo1.0 では引き続き au 契約者向け優遇を受けることができますが、いつまで続くかは未定。

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