AppleからiPod touchの最新モデル「iPod touch (第7世代)」が登場しました。新型は実に4年ぶりのことです。
4年を経て登場した第7世代iPod touchが、前世代からどのくらいの進化を遂げたのか。このページでは第6世代との比較を紹介しています。性能が近くなったとされる iPhone 7 とも比較しています。
Contents
iPod touch (第7世代) の主な変更点
- A10 Fusion チップ搭載でパフォーマンスが最大2倍、グラフィックスが最大3倍向上
- ARゲームに対応
- サイズや質量、カメラ性能その他大きな変更はなし
- 32GBで2万1,800円から。
仕様比較 iPod touch 第7世代 vs. 第6世代 vs. iPhone 7
iPod touch 第7世代 | iPod touch 第6世代 | iPhone 7 | |
---|---|---|---|
画面サイズ | 4インチ | 4.7インチ | |
画面解像度 | 1,136 x 640ピクセル 326ppi 800:1コントラスト比(標準) | 1,334 x 750 ピクセル 326ppi 1,400:1コントラスト比(標準) | |
大きさ | 123.4 × 58.6 × 6.1 mm | 138.3 × 67.1 × 7.1 mm | |
重さ | 88g | 138g | |
チップ | A10 Fusion | A8 M8モーションコプロセッサ | A10 Fusion |
メインカメラ | 8MPカメラ オートフォーカス ƒ/2.4絞り値 5枚構成のレンズ ハイブリッド赤外線フィルタ 裏面照射 自動手ぶれ補正 写真のHDR 露出コントロール パノラマ(最大43MP) バーストモード タップしてフォーカス Wi-Fi経由で写真にジオタグを添付 タイマーモード | 12MPカメラ ƒ/1.8絞り値 最大5倍のデジタルズーム 光学式手ぶれ補正 6枚構成のレンズ クアッドLED True Toneフラッシュ パノラマ(最大63MP) サファイアクリスタル製レンズカバー 裏面照射型センサー ハイブリッド赤外線フィルタ Focus Pixelsを使ったオートフォーカス タップしてフォーカス(Focus Pixelsを利用) 手ぶれ補正機能を使ったLive Photos 写真とLive Photosの広色域キャプチャ 強化されたローカルトーンマッピング 露出コントロール 写真のHDR 自動手ぶれ補正 バーストモード タイマーモード 写真へのジオタグ添付 | |
ビデオ撮影 | 1080p HDビデオ撮影(30fps) 撮影中にタップしてフォーカス スローモーションビデオ(120fps) タイムラプスビデオ 映画レベルのビデオ手ぶれ補正 3倍ズーム Wi-Fi経由でビデオにジオタグを添付 | 4Kビデオ撮影(30fps) 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) 720p HDビデオ撮影(30fps) ビデオの光学式手ぶれ補正 2倍の光学ズーム、最大6倍のデジタルズーム(iPhone 7 Plusのみ) クアッドLED True Toneフラッシュ 1080p(120fps)および720p(240fps)スローモーションビデオに対応 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ 映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p) 連続オートフォーカスビデオ 4Kビデオの撮影中に8MPの静止画を撮影 再生ズーム ビデオへのジオタグ添付 | |
FaceTime HDカメラ | 1.2MPの写真 ƒ/2.2絞り値 720p HDビデオ撮影 裏面照射型センサー ビデオの自動HDR バーストモード 露出コントロール タイマーモード グループFaceTime (第7世代のみ) | 7MPカメラ 1080p HDビデオ撮影 Retina Flash ƒ/2.2絞り値 写真とLive Photosの広色域キャプチャ 写真のHDR 裏面照射型センサー 自動手ぶれ補正 バーストモード 露出コントロール タイマーモード | |
Touch ID | ● | ||
Apple Pay | ● | ||
Felica | ● | ||
Bluetooth | 4.1 | 4.2 | |
センサー | 3軸ジャイロ 加速度センサー | Touch ID指紋認証センサー 気圧計 3軸ジャイロ 加速度センサー 近接センサー 環境光センサー | |
バッテリー | 音楽再生時間:最大40時間 ビデオ再生時間:最大8時間 | 連続通話時間(ワイヤレス): 3Gで最大14時間 連続待受時間: 最大10日間 インターネット利用: 3Gで最大12時間 4G LTEで最大12時間 Wi-Fiで最大14時間 ワイヤレスビデオ再生: 最大13時間 ワイヤレスオーディオ再生: 最大40時間 |
2019年の「iPod touch (第7世代)」は、前モデルとなる「iPod touch (第6世代)」からチップ性能が向上したモデル。前モデルからの変更箇所は少なく、プロセッサがA8からA10へ、ストレージ容量が最大256GBまで対応した以外、変更はほぼありません(オーディオやビデオで、HEVCなどいくつか新たなフォーマットに対応)。
A10チップ搭載
iPod touch (第7世代)では、iPhone 7 / iPhone 7 Plus などで採用された「A10 Fusion」が搭載。メモリも1GBから2GBに増量。
第6世代と比べてパフォーマンスが最大2倍、グラフィックスが最大3倍向上しました。ARゲームとARアプリケーションにも対応。それでいてバッテリーはこれまで通りに長持ち。音楽再生で最大40時間、ビデオ再生で最大8時間使い続けることができます。
A10 Fusionチップ搭載により、第6世代では重くなっていたアプリもサクサク滑らかに動きます。
容量・価格
ストレージ容量は32GBと128GB、そしてiPodとして初めて256GBに対応。これまで以上にたくさんの音楽や映像を保存できるようになりました。
- 32GB – 21,800円
- 128GB – 32,800円
- 256GB – 43,800円 *新登場
カラーなど外観は変更なし
カラーラインナップは「スペースグレイ / ゴールド / シルバー / ピンク / ブルー / レッド – (PRODUCT)RED」の計6色。サイズと重量も「123.4 × 58.6 × 6.1 mm」「88g」で第6世代から変更はありません。
見た目に変わりはないものの、中身はパワーアップしているのが第7世代ということになります。
iPod touch と iPhone の違い
iPod touch と iPhone の一番の違いは電話機能・GPSの有無。iPod touchは音楽プレーヤーである「iPod」が進化し、全面タッチパネルやiOS搭載、アApp利用などiPhoneに近づいたデバイスです。iPhoneは電話、GPS、SMS、Apple Pay、指紋認証/顔認証、防水機能など、iPod touchにはない機能が搭載されています。
Wi-Fi経由のIP電話などはiPod touchでも使えます。
買うならどのモデルか
Wi-Fiやテザリングなどで常に身近に通信環境があるのなら、お気に入りを厳選保存して、他はストリーミングサービスを利用するなどして32GBで運用。お気に入りの音楽や動画をたくさん保存して自分のライブラリを持ち運びたいというのなら128GB/256GBということになってくるでしょうか。
32GBだと意外と埋まるのが早いですね。