『スーパーマリオラン』、配信3日で1400万ドルの収益。マリオ知名度の高い日米英を中心にヒット


 

スマートフォンアプリの市場データを調査・分析する App Annie は20日、任天堂が15日に配信を開始した iOS 用アプリ『Super Mario Run (スーパーマリオ ラン)』のダウンロード数および販売金額に関する推計データを速報値として発表。

151カ国でリリースされ、うち60カ国のDL数ランキングで首位を獲得した『スーパーマリオラン』の配信3日間(12月15〜17日)の全世界ダウンロード数は3700万以上、収益は約1400万ドル(約16.5億円)を達成しました。

『スーパーマリオラン』は無料でDLして一部を遊ぶことができ、全てのコンテンツを楽しむためには一定金額(日本では1200円)を支払う仕組みですが、フルゲームを購入したプレイヤーが100万人以上、全体の約4%いた計算です。

マリオ人気の高いアメリカが55%以上の販売シェア

各国の状況を見ると、最も勢いがあるのはアメリカで、コンバージョン率(成約率)は7%を達成。ダウンロード数は全体の30%近い約1100万件、販売金額は約800万ドルで、全体の支出額の55%以上を占めました。

App Annie によると、この割合は世界に占める米国市場の割合をはるかに上回っています。2016年1-11月、全世界の iOS ゲーム市場におけるアメリカのシェアは25%未満でした。

利用状況においてもアメリカ市場は非常に好調で、配信3日目までに『スーパーマリオラン』がアメリカ市場で獲得した日間アクティブユーザー数(DAU)は約300万人にのぼり、iOS ゲーム全体の1位になりました。

イギリスでも好発進

『スーパーマリオラン』はイギリスでも好調なスタートを切り、150万ダウンロード、60万ドルの販売を記録。支出額は全体の4%を占めました。イギリスが全世界の iOS ゲーム支出額全体に占める割合は2%だということです。

日本国内のDL数・販売金額

日本では最初の3日間で300万ドル(約3.5億円)の収益。収益ランキングの推移では18日に総合カテゴリで3位、19日に6位を記録しました。ダウンロード数は750万でした。App Store 無料 App 部門のダウンロード数ランキングでは、リリース後から19日時点まで総合首位を維持しています。

なおアメリカにおいてもリリース後4時間でランキング首位に立っており、Supercell の人気ゲームアプリ『Clash Royal』が10時間かかったのと比較するとより早いペースで普及しているということです。

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