2022年1月11日と18日、デジタルウォレットアプリ「Kyash」(キャッシュ)がアップデート。それにともなって、カード(クレジットカードおよびデビットカード)を使った入金機能も変更されています。
1月18日をもって、Kyash 残高が 0 のときも購入金額を自動で登録クレジットカードからチャージし決済する「カードリンク機能」が終了。Kyash の提携先である VISA の新たなブランドルールへ適合するための変更ということですが、ユーザー側としては使い勝手が悪くなる改悪です。
カードリンクが廃止
1月18日をもって終了したのは、クレジットカードを Kyash に紐づけて、決済金額に応じた残高を自動で入金して決済する「カードリンク機能」。au PAY で言うところのリアルタイムチャージ。
不足している金額だけチャージ&決済され、事前に Kyash 残高をチャージしておく必要がないため端数なしで使い勝手が良かったのですが、この機能が終了しました。
新しい自動入金機能
一方で1月11日より、新しい自動入金機能が追加されました。1つは設定した残高を下回ったときに自動で指定金額を入金する「残高に応じた自動入金」。もうひとつは設定した日にちに指定金額を入金する「指定日自動入金」です。また、1,000円から1円単位で必要なときに入金するチャージ機能も復活しています。
残高に応じた自動入金機能を使えばカードリンクに似たようなことができるのでは?と考えましたが、不足分のみをチャージする設定はできないようです。
残高が不足するときは決済エラーが出て買い物ができない
決済時に残高の不足分を登録カードから自動で入金し決済するカードリンク機能が終了したことで、Kyash の使い勝手は悪くなってしまいました。
たとえば Kyash 残高が 3,000 円分ある状態で、5,000 円の商品を購入する場合。以前のカードリンク機能であれば、不足する 2,000 円は登録カードから自動でチャージされ、商品を購入することができました。
ところがカードリンク機能が終了したことで、不足分が自動でチャージされることはなくなりました。上の例の場合、2,000 円不足していますから残高不足により決済エラーが出て購入できません。
5,000円の商品を購入したい場合は、あらかじめ手動で入金をして残高を 5,000 円以上にしておく必要があります。
また「残高に応じた自動入金」を設定した時点の残高が指定金額を下回っている場合、設定が完了した時点での自動入金は行われません