新生銀行のATM利用が一部有料化、ステージによって手数料108円


 

新生銀行は2日、提携ATMでの出金手数料を一部有料化すると発表しました。10月7日より、現金の引き出し1回につき108円(税込)の手数料がかかるようになります。新生銀行は2001年から「ATM無料」を掲げてきましたが、一部とはいえそれが崩れることになります。

新生銀行、「ATM無料」を廃止へ、手数料一律108円

新生銀行が2001年以来掲げてきた「ATM無料」の旗を降ろす。10月にも有料化し、利用者から1回の現金引き出しにつき、108円受け取る。日銀のマイナス金利政策などで収益を圧迫される中、新生銀の顧客が他行のATMを使った場合に生じる手数料を負担するコストを減らす。ネット取引や電子マネーの普及に伴い、「ATM無料」の魅力が薄れてきた面もある。

新生銀、「ATM無料」廃止 運用難響き一律108円に キャッシュレス化も影 :日本経済新聞

新生銀行は「新生ステップアッププログラム」というサービスで取引状況等に応じて3段階のステージを設けていて、そのグレードによって、円定期預金の金利優遇や為替手数料優遇や住宅ローンの事務手数料優遇など様々な特典が用意されています。

今回、提携ATMの出金手数料が有料化となるのは、新生ステップアッププログラムのステージが「新生スタンダード」のユーザー。休眠口座などを除くと約100万口座あるそうです。該当する口座の利用者は、時間や場所、ATMの種別を問わず、出金一回につき一律で108円の手数料がかかります。

口座の残高が一定額以上であるとか預金の残高が一定額以上、住宅ローンを利用しているなど一定の条件を満たした「新生ゴールド」と最上位の「新生プラチナ」ステージのユーザーは、これまで通り無料で利用できます。

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