Amazon プライム会員向けに提供されている、動画配信サービス「プライムビデオ」のオプション「Prime Video チャンネル」。観たいチャンネルをウェブからかんたんに契約し、ケーブルやアンテナを取り付ける必要なく、また別途アプリを必要とせずに動画を視聴することができるサービスです。
この「Prime Video チャンネル」に、「新日本プロレスワールド for Prime Video」が登場。プライムビデオを通じて新日本プロレスの大会のライブ配信や過去の大会を視聴することができるようになりました。
新日本プロレスは本家「NJPW WORLD(新日本プロレスワールド)」も展開していますが、サービス内容に違いがあるでしょうか。
Contents
「新日本プロレスワールド for Prime Video」と「NJPW WORLD」は異なるサービス
「新日本プロレスワールド」とは
「新日本プロレスワールド」(NJPW WORLD)は、新日本プロレスの主要大会の生中継や見逃し配信、過去大会のアーカイブ、完全密着ドキュメンタリーや独占インタビューなどのオリジナルコンテンツを楽しめる、新日本プロレスとテレビ朝日が共同で運営する新日本プロレス公式の映像配信サービスです。
2023年11月9日にサービスがリニューアルし機能が強化されています。
料金は日本国内の場合は1,298円(税込)。日本国外の場合は9.99ドル。各種公式アプリ経由で契約した場合は手数料が上乗せされ、国内1,500円(税込)に。国外では9.99ドルを基準に為替レートに応じた各国通貨での支払いとなります。
スマホやタブレット、PC、Fire TV などさまざまな端末から新日の激闘を視聴できます。
「新日本プロレスワールド for Prime Video」との比較
Prime Video チャンネルでサービス提供がはじまった「新日本プロレスワールド for Prime Video」。本家「新日本プロレスワールド」とはどこが違うのでしょうか。主なサービス内容の比較は次のとおりです。
新日本プロレスワールド 本家 | 新日本プロレスワールド for Prime Video | |
---|---|---|
月額料金 | 1,298円(税込) | 888円(税込) +Amazonプライム |
初回お試し | – | ● (7日間) |
大会のライブ配信 | 日本語実況・英語実況 (英語実況が無い場合あり) | |
大会の見逃し配信 | LIVE配信終了後「数時間後より」 | LIVE配信終了後「3日後以降より」 |
DVR再生 (LIVE配信での追っかけ再生) | ● | |
オンデマンド配信 | 制限なし | 制限あり 大会開催日より3年以内 |
PPV 配信 | ● | – |
オフライン再生 | ● | ● |
対応環境 | PC(Windows・Mac) スマートフォン(iOS・AndroidOS) タブレット(iPadOS・AndroidOS) Amazon Fire TV(専用アプリ) Chromecast | Amazonプライムビデオが視聴可能な環境 |
支払い方法 | Paypal クレジットカード d払い auかんたん決済 ソフトバンクまとめて支払い Amazon FireTVアプリ内課金 | Amazonで使用可能な 支払い方法 |
月額料金 / 支払い方法
月額料金は本家が 1,298 円なのに対し、「for Prime Video」は 888 円と割安(for Prime Video は別途 Amazon プライム会費がかかります)。また 7 日間の無料体験期間が用意されています。支払いも、Amazon で対応している支払い方法で決済できます。
- NJPW WORLD : 月額1,298円
- NJPW WORLD for Prime Video : 月額888円 + プライム会費(年4,900円 or 月500円)
配信ラインナップ
「新日本プロレスワールド for Prime Video」は本家と同様に主要大会の生中継を楽しむことができ、見逃し配信や過去大会のアーカイブも視聴可能です。主要大会をライブで見たい!という場合は「for Prime Video」でも十分に楽しめます。
ただし見逃し配信はライブ配信終了後から原則 3 日以降経たないと見ることができず、過去大会のアーカイブ配信は大会開催日より 3 年以内に限られます。
その他「for Prime Video」は PPV コンテンツに非対応。たとえば2022年6月27日に行われた AEW との合同興行「AEW x NJPW: Forbidden Door」のような大会は、「for Prime Video」では視聴できません。
見逃してしまった最新の大会をすぐに観たい!3年以上前の大会も観たい!新日をフルに楽しみたい!という場合は本家サービスがオススメ。
- 本家 : 主要大会ライブ配信 + 見逃し + 過去大会のアーカイブ + PPV コンテンツ
- for Prime Video : 主要大会ライブ配信 + 見逃し + 3年以内のアーカイブ
画質
画質は本家も「for Prime Video」も最大フルHD画質に対応。安定した通信環境があれば、きれいな画質で楽しむことができます。公式によると「通信速度 平均10Mbps以上」が推奨。
過去映像もフルHDにアップコンバートした上で配信されます。
オフライン再生への対応
「for Prime Video」でのみ提供されていたオフライン再生機能が、リニューアル後より本家サービスにも実装。自宅の Wi-Fi 環境などであらかじめ見たい作品を公式アプリにダウンロードしておくことで、電波が届きにくい環境や通信を行えない環境でも動画を視聴することができます。
対応デバイス
本家も「for Prime Video」も多くのデバイスに対応しています。
本家サービスは PC やスマホ、タブレット、また Fire TV や Chromecast があればテレビの大画面で楽しめます。一方「for Prime Video」はプライムビデオの一部として提供されるので、端末がプライムビデオに対応していれば視聴可能とより手軽です。
どっちのサービスがおすすめ?
「新日本プロレスワールド」と「新日本プロレスワールド for Prime Video」のサービス内容を見てきました。結局どちらのサービスがいいのか。
「新日本プロレスワールド for Prime Video」の方は若干安く加入でき、プライムビデオを見られる環境なら対応している点も魅力的。
ただ見逃し配信が本家よりも遅かったり、過去大会のアーカイブが3年以内に限られているなどのデメリットも。加えてバックステージコメントやNJPW STRONGなども配信されていません。直近の大会を見られれば満足という方向けのサービスとなっています。
「新日本プロレスワールド」を視聴できる環境にあるのなら、新日本プロレスを思い切り楽しみたいのであれば「新日本プロレスワールド for Prime Video」を選ぶ理由は現状薄いように見えます。「for Prime Video」では7日間の無料お試し期間が用意されています。お試し期間を使って自分の環境でどのように利用できるのか、体験してみるとよいかと思います。