米ディズニーがHuluを完全子会社に、動画配信事業を強化


 

米Walt Disney Companyと米Comcastは5月14日、ディズニーが動画配信サービス「Hulu(フールー)」の完全な経営権を取得(完全子会社化)することで合意したと発表しました。

ディズニーは3月に21世紀フォックスを買収。さらにHuluがAT&Tの保有す自社株を買い戻したことで、ディズニーはHulu株式の過半数を保有する親会社となっていました。今回ディズニーは、NBCユニバーサルが保有するHuluの全株式(33%)を2024年1月以降に取得することで親会社のコムキャストと合意。Huluはディズニーの完全子会社となります。

ディズニーはスポーツ専門チャンネルの「ESPN+」があり、11月より「ディズニー+」を開始予定。ここに「Hulu」が加わり動画配信事業が強化。コンテンツの幅が広がります。複数の動画配信サービスを組み合わせて販売することも計画にあるようです。

なお日本のHuluは2014年に日本テレビグループ傘下となり、現在はHJホールディングスが運営。米国HuluはHJホールディングスの株主ですが、今回の発表による影響は無いものと思われます。


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