スポーツのライブストリーミングサービス「DAZN (ダ・ゾーン)」の、日本での契約数が100万件を超えていることが明らかになりました。29日に都内で開催された記者説明会で、CEO のジェームス・ラシュトン氏が明らかにしました。
「DAZN」は2016年8月に日本でローンチ。そこから1年で100万人突破が報告されました。
2017年からはJリーグ(J1、J2、J3)を中継し、本格的な幕開けを迎えたほか、リーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーガ、プレミアリーグと次々契約し、日本国内のサービスでは唯一欧州5大リーグを視聴できる環境が整いました。また18/19シーズンからはUEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップの独占放映権を獲得。今やサッカー視聴の最優先サービスの1つとなっています。
加えて、プロ野球や MLB、F1、UFC、Vリーグ、NFL、WTAその他多くのスポーツコンテンツを年間6000試合以上放送。幅広いジャンルのスポーツに対応しています。最近ではボクシング「メイウェザーvsマグレガー」を独占生中継するなど、サッカー以外の面でもコンテンツ拡充への投資を行っています。
DAZN によると、この1年で配信した試合数は7500、総時間数は2200万時間以上。積極的な投資を続け、視聴可能なコンテンツが増えることで利用者の負担が増す懸念もありますが、ラシュトン CEO は「スポーツ、イベントには投資を続けても、ユーザーとの約束は守る。月額サービス料を変える考えはない」として、現在の価格を今後も据え置く考えを示しています。
「DAZN」の利用料金は、通常月額1,925円(税込)。ドコモ利用者なら「DAZN for NTT docomo」で、同内容が月額980円で楽しめます。
対応デバイスも拡大。動画配信サービスということで、当初はスマホやタブレット、PCからしか視聴できないと思われがちだった「DAZN」ですが、徐々に視聴可能なデバイスが増え、Fire TV や Chromecast、Apple TV等によりテレビでも見られることが徐々に認知されるように。8月からは普及台数が多くインターネット接続率の高い PlayStation 4 / PlayStation 3 に新たに対応したことで、サービスがより手軽に、身近になりました。
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これまでもCM内で、テレビ視聴できることを表現していた「DAZN」ですが、大画面でも視聴可能である点をより幅広い層に理解してもらえるよう、新TVCM「DAZN 大画面で大興奮 篇」を展開。スポーツ好きな妻夫木聡さんが、スポーツを大画面で観戦すると興奮のあまり人が変わる(ビッグな和田アキ子さんに変身)様子が表現されています。
「DAZN」によって、日本のコンテンツを海外利用者が視聴するように。元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ選手がJ1ヴィッセル神戸に加入したJリーグは、ポドルスキ選手の加入後、ドイツでの視聴者が約8倍に増加と顕著な伸びをしめしているそうです。
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