先日も海外メディア Nintendo Lifeの独占インタビュー映像が公開されていた、Wii U『スプラトゥーン』のディレクター阪口翼氏。今度はEurogamerが行ったインタビューとその映像、またインタビューと仲良く寿司を握るおまけ映像も公開されました。
阪口氏はジャイロコントロールやランク20以上のレベルキャップ、フェスなどについて回答。『スプラトゥーン』が、任天堂がWii Uを発売していこうに培った知識や経験、アイデアを詰め込んだソフトであることを改めて強調しています。
レベルキャップについて
現状、大半のプレイヤーがランクの上限である20に到達しています。ジャイロ操作への慣れも含めて、開発チームや阪口氏はもっと時間がかかると考えていたのだそう。なので、上限に到達しているプレイヤーの多さや速さには非常に驚いていると阪口氏はコメント。
「ランク」はギアやモードの開放条件としての側面が強く、プレイヤースキルとはまた別のところにある数値。発売当初こそある程度やり込んでいる目安になっていましたが(ガチマッチ解禁条件でもあるし)、今は形骸化してしまっています。近いランクで当たるよう、マッチングの材料の1つになっているらしいですが。
開発チームは上限のランク20に到達し、することが無いと感じるユーザーが増えていることは既に認識。今後について、レベルキャップの開放など色々と検討を進めているようです。ただ詳細をこのインタビューで伝えることはまだできず、今後のアナウンスを待ってほしいとのこと。
単純にランク上限を引き上げるだけでは解決になりませんから、何かしら新コンテンツと合わせてということになりそうです。
*8月6日に実施される大型アップデートにて、ランクは「50」まで、ウデマエは「S+」まで上限が引き上げられることが発表されています。
大型アップデート、そしてその後
8月に予定される大型アップデート。フレンドチーム同士の対戦や、最大8人のフレンド同士で、ルールやステージを選んで自由にバトル出来る対戦機能の実装がニンテンドーダイレクトで紹介されています。でもその後はどうなるのだろう?
「現時点では、僕らはいかなる有料DLCも計画していません。8月以降もゆっくりと新しいステージやブキがリリースされていくでしょう」と阪口氏。
次の世代へ引き継がれるようなシリーズに
最後に阪口氏は『スプラトゥーン』はまだスタートしたばかりだとコメント。現プレイヤーが親世代になったときに子供世代へ引き継いでいけるような、息の長いシリーズにしていきたいとの考えを述べています。
Eurogamerはまた、インタビューと阪口氏が『スプラトゥーン』について語らいながら寿司を握る愉快な映像も公開。2人は寿司職人に教わりながら主人公インクリングのイカの握りと、ダウニーのウニの細巻きにチャレンジしています。