NPDグループから2015年1月期のアメリカビデオゲーム市場レポートが報告されました。2015年1月のUSゲーム市場は、ソフトや周辺機器・アクセサリ類が数字を伸ばしたものの、ハードウェア市場が落ち込み、総規模では前年同月から6%減少して6億2570万ドルでした。
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ハードウェア: 23%ダウンで2億ドル割れ
ハードウェア市場の販売額は、前年同月比23%マイナスの1億8550万ドル。
2014年は、一昨年末にローンチを果たした第8世代ハードの勢いが持続していたハード市場。2015年に入って落ち着きを見せ始め、1月のPS4やXbox One等は前年比で22%のダウン。また普及しきった第7世代は昨年から35%落ち込んでいます。PS4/Xbox Oneの普及台数は、同時期のPS3/Xbox 360と比較して60%上回っているとNPDグループのアナリストLiam Calahan氏。ただ少しずつその差は狭まってきています。
ソフトウェア: 新作が好調で前年比プラスに
2015年1月のUSチャート首位は『Dying Light』。チャートトップとなるだけでなく、サバイバルホラージャンルにおける新規IPの単月販売記録を更新する好調な出足となっているようです。
今月は第8世代向けソフトが74%増加する一方、第7世代は36%減少。この結果、第8世代が第7世代を上回っています。また携帯機向けも12%減少しました。
1月発売タイトルの売り上げは、前年比で200%増加。新作が好調なセールスを見せたことにより、ソフト市場は前年同月比6%アップの2億3570万ドルでした(PCソフトを含めた場合は前年比5%アップの2億4230万ドル)。仮に新作の売り上げが前年と同程度だった場合、全体では4%ダウンしただろうとのこと。
2015年1月のUSチャート トップ10
- Dying Light (PS4, Xbox One, PC)
- Call of Duty: Advanced Warfare (Xbox One ,PS4, Xbox 360, PS3, PC)
- Grand Theft Auto V (Xbox One, PS4, Xbox 360, PS3)
- Minecraft (Xbox 360, PS3, Xbox One, PS4)
- NBA 2K15 (Xbox One, PS4, Xbox 360, PS3, PC)
- Super Smash Bros. (Wii U, 3DS)
- Far Cry 4 (PS4, Xbox One, 3Xbox 60, PS3, PC)
- Madden NFL 15 (Xbox One, PS4, Xbox 360, PS3)
- Destiny (Xbox One, PS4, Xbox 360, PS3)
- FIFA 15 (PS4, Xbox One, Xbox 360, PS3, Wii, Vita, 3DS)
周辺機器・アクセサリ類: ハードウェアを上回る規模に
周辺機器・アクセサリ類は3%アップの2億460万ドル。2015年1月はハード市場を上回る規模となりました。コントローラやインタラクティブなゲーム連動トイ、ヘッドセット・ヘッドフォン、電源などが貢献したとのこと。