2014年11月のNPD月次販売データ、XboxOneがハードトップ、ソフトは『CoD: AW』など。市場規模はハード販売縮小により前年割れに


Call of Duty: Advanced Warfare

 

NPDグループから2014年11月期のアメリカビデオゲーム市場レポート概要が発表されました。ブラックフライデーのセールスを含む11月期の売上は、ハード販売でXbox OneがPS4を上回る結果を収めています。またソフトチャートでは『Call Of Duty: Advanced Warfare』が堂々の首位につけました。

ハードウェア

Xbox Oneが遂にPS4を上回る販売を記録したハード市場。各ハードバンドルセットが大きな成果を上げたことが報告されていますが、次世代機のローンチ月だった2013年11月期には及ばず。市場規模は10億1000万ドルで、前年同月比-23%となりました。

NPDグループのアナリストLiam Callahan氏によれば、ハードウェア販売減少の大半は、前世代機が期待された販売を下回った影響が大きいものの、現行機もまた売上がダウン。2013年11月以来、全体では38%ダウンしているとのこと。しかしながら、現行機は金額ベースでは減少となったものの、販売台数では前年同期比3%の上昇を見せました。

ソフトウェア

減少が続いているソフト市場。この11月期も微減となったものの、2014年11月に発売されたソフトの売上は、前年同月比で14%アップ。携帯ゲーム機やPC向け新作ソフトが後押ししたとCallahan氏。据置ゲーム機向けは減少したものの、携帯・PC向けは前年同月比で増加。

携帯機向けは『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』や『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』の好調なセールスによって25%増加。PCゲームでは『The Sims 4』や『World of Warcraft: Warlords of Draenor』により前年同月比で34%増加したとのこと。

これらの結果、ソフト市場は10億6000万ドルで、前年同月比-2%となりました(PCゲームを含めると10億9000万ドルで前年同月比-1%)。

ソフトチャートトップは『Call of Duty: Advanced Warfare』。ハード販売が好調であったことを受けてか、Xbox陣営が販売シェア上位2位を占めています。任天堂からは『スマブラ3DS/WiiU』が3位、『ポケモンORAS』は個別集計ですが『アルファサファイア』が5位、『オメガルビー』が7位に入りました。

任天堂アメリカからは、『ポケモンORAS』が150万本を突破していることなど、11月の販売成績が報告されています。

USチャート2014年11月(NPD)

  1. Call of Duty: Advanced Warfare (360, XBO, PS4, PS3, PC)
  2. Grand Theft Auto V (PS4, XBO, 360, PS3)
  3. Super Smash Bros. (WiiU, 3DS)
  4. Madden NFL 15 (360, XBO, PS4, PS3)
  5. Pokemon Alpha Sapphire (3DS)
  6. Far Cry 4 (PS4, XBO, 360, PS3, PC)
  7. Pokemon Omega Ruby (3DS)
  8. NBA 2K15 (PS4, 360, XBO, PS3, PC)
  9. Assassin’s Creed: Unity (PS4, XBO, PC)
  10. Halo: The Master Chief Collection (XBO)

周辺機器・アクセサリ市場は3億3120万ドルで、前年同月比+2%でした。この結果、市場総規模は24億1000万ドルで、前年同月比-11%と2013年を下回る結果となっています。

コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア [吹き替え版
コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア
メーカー: スクウェア・エニックス
開発: Sledgehammer Games(PC, PS4, Xbox One), High Moon Studios (PS3, Xbox 360)
ジャンル: FPS(ファースト・パーソン・シューティング)
発売日: 2014-11-13(字幕版), 2014-12-04(吹替え版)
プレイ人数: 1-2人(オンライン時: 1-12人)

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