『進め!キノピオ隊長』。カートですらジャンプするマリオユニバースにあって、キノピオ隊長は重たいリュックを背負っている設定でジャンプすることができませんが、プロデューサーの林田氏がIGNのインタビューでこの仕様になった理由を説明しています。
開発初期には、ジャンプ出来るキャラクターの採用も検討されたそうですが、すぐに撤回。敢えてジャンプ機能を省き、チームはコンパクトに詰め込んだ世界を創ることに注力します。
「ジャンプができるキャラクターでも試してみたんです。でもすぐに分かったことが1つあって、というのは、このステージをジャンプのできるキャラで遊んでみると、どこへでも行けてしまうので、はるかに大きなステージを作らなければならないんです」
こうしてマリオユニバースタイトルでありながら大胆にもジャンプを省いた結果、差別化に成功。キノピオ隊長を主役とするアクションパズルゲームは、マリオシリーズでおなじみのキャラクターが多数登場してくる中にあっても、独自の魅力を持つ個性的な作品に仕上がりました。