任天堂とフィリップスは2日、Wiiリモコンなどに使用されているモーションコントロールやポインティング技術に関する特許侵害訴訟について、グローバルなクロスライセンスの締結で合意に達し、訴訟を終了すると発表しました。
フィリップスは今年5月、任天堂のWiiやDSで使用されている動作感知やジェスチャー認識に関する技術が特許を侵害しているとして、各国で任天堂を提訴。イギリスでは第一審で、フィリップスの訴えを認める判決が下され、これに対して任天堂は控訴していました。
今回の和解により、フィリップスはドイツやイギリス、フランス、そしてアメリカでの任天堂に対する訴訟を取り下げます。
今回のクロスライセンス合意に関して、金銭的な条件は明らかになっていませんが、任天堂は訴訟の心配なくクリスマス商戦にハードを販売することができます。
「両社が知的財産権の重要性を認識している事を示すものとして、フィリップスとの契約が合意に達したことを嬉しく思います。」
任天堂ヨーロッパの顧問弁護士を務めるMartina Franke氏は声明で述べています。