NPDグループから2014年9月期のアメリカビデオゲーム市場レポートが報告されました。注目の新規IP『Destiny』が発売された9月期は、ソフト市場こそ昨年の『GTA V』ほどの勢いには及ばなかったものの、ハード市場や周辺機器市場が大きく伸び、2年連続で10億ドルの大台を突破しています。
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ソフトは前年同期比35%減、ハードは136%増
PCゲームを含めたソフトウェア市場は、前年同期比35%減の5億160万ドルに。一方でハードウェア市場は2倍以上となる136%増の4億3,270万ドルを生成しました。周辺機器・アクセサリ類も33%アップして1億8,950万ドルを生成。この結果、市場総規模は11億ドルと、昨年に引き続き10億ドル台に乗せています。
ハード市場はPS4が牽引
次世代機発売前で落ち込んでいた前年から大きく伸ばしたハードウェア市場は、引き続きPS4が牽引。『Destiny』バンドル効果で月間売上は8月の3倍近い、今年最大となっているとのこと。AAAタイトルの恩恵はデジタルストアにもおよんでおり、PSストアの売り上げは前年同月比で90%近くも上昇したということです。
Destiny、FIFA、スマブラと大型タイトルが続々
歴史に残る売上を見せた『GTA V』が発売された昨年には及ばなかったにせよ、5億ドル台を生成したソフト市場。本体牽引効果の大きかった『Destiny』を筆頭に、『FIFA 15』『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』と大型タイトルが続々デビューしています。ホリデー商戦が近づいてきました。
『スマブラ for 3DS』は10月3日の発売ですが、集計期間の関係で9月分でデビュー。任天堂アメリカの発表によると、3・4日の2日間の売上は70.5万本で、うち13.5万本をDL版が占めています。一服していたハードセールスも再び上昇し、3DSファミリーの売上は、8月から55%増の14万台だったとのこと。
2014年9月: アメリカチャート トップ10
- Destiny (Xbox One, PS4, Xbox 360, PS3)
- Madden NFL 15 (Xbox 360, PS4, PS3, Xbox One)
- FIFA 15 (PS4, Xbox 360, PS3, Xbox One, Wii, Vita, 3DS)
- Super Smash Bros. for 3DS (3DS)
- Middle-earth: Shadow of Mordor (PS4, Xbox One, PC)
- NHL 15 (PS4, Xbox One, Xbox 360, PS3)
- Minecraft (Xbox 360, PS3)
- The Sims 4 (PC)
- Disney Infinity 2.0 (Xbox 360, PS3, Wii U, PS4, Xbox One)
- Diablo III: Reaper of Souls (PS4, Xbox 360, PS3, Xbox One, PC)